【詩の教室】にて 「文学」と「作家」への道(50)
◇私の詩は「軽い」
月に1度の現代詩実作講座。
今月の提出作は、きのうアップした「昼休みのスケッチ」である。
タイトルどおり、数日前に自分が経験したことをそのままスケッチした「詩」だ。
先生は、「これは…これ以上付け加えることはないね。一点をとらえ、自分の体験を(そのまま)書いている。いい詩にはなっているけれど、状況を書く言葉が普通っぽい。詩の言葉の土壌を超えるものがほしい」と言われた。
そうだろうなあ。
講座向けに、書き下ろした詩ではあるけれど、パッと書いちゃった(いつものことだが)ものだ。
要は、深み、重みに欠ける、ということでしょう。軽い…と。
10月の講座では、「うそがない強さ」がある、などと褒められ、受講生の中にも一票入れてくれる人もいたけれど、今回は誰も評価してくれず。
◇「かろみ」ばかりだろうか
詩作を始めてそろそろ4年。自分が見聞きし、感じたことをわかりやすい言葉、表現でなるべく書こうとしている。
現代詩のメーンストリームとは、たぶん違う。
だからか、あまり受けない、評価されない、と思っている。
詩、文学全体を含めて、勉強は圧倒的に足りないのだけれど、これって芭蕉が目指していたという、「かろみ」に通じないのかな…。
どうなんでしょう?
自分の詩を客観的に読み、評価することはできないので、誰かに何か指摘されたいもんだ。今のところ、そういうこともないまま。