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「……に叱られる」
面と向かって
つまんねーヤツ
と
言えるのは 5歳の女児くらいだろうが
ぼくは自分にいつも それを
言っている
つまんねーヤツ
酒を飲まない日を ぼくは重ねている
といっても たかだか5日連続
いつもなら5日連続で飲むほうだが
今月は逆
少しずつ 酒を遠ざけている 健康のため
だが
少しずつ 自分が
つまんねーヤツ
に なっていくのを感じる
酒が入ったときの 高揚感
その場の会話やふるまいはとっくに忘れ
何の記憶も…ございません まったく
その酒量
その世界に浸り
その世界に逃げ込む
その自分が存在する 酒を飲んでいる世界
そこに自分の居場所があった
なのに
その世界に 背を向けるなんて
つまんねーヤツに
なり下がってしまった