「もう寝よう」
珍しくトラブルかかえ
上司からチクりと叱られた日
今さら 定年過ぎ 再雇用のオッちゃんをいじめるなよ
と
心の中で毒づきながら
背を丸め
夕方まで 仕事するふり
それも終え 帰宅して 食事して
自室にこもり
ペンを執る
頭には何も浮かばず
何もいいことがない日
何もいいことがない年
何もいいことがない この町
何もいいことがない わが人生
そんな うすらぼけのたわごとなど
だれも関心はない
ムリにペンを走らせるくらいなら
寝よう もう寝よう そのほうがずっといい
珍しくトラブルかかえ
上司からチクりと叱られた日
今さら 定年過ぎ 再雇用のオッちゃんをいじめるなよ
と
心の中で毒づきながら
背を丸め
夕方まで 仕事するふり
それも終え 帰宅して 食事して
自室にこもり
ペンを執る
頭には何も浮かばず
何もいいことがない日
何もいいことがない年
何もいいことがない この町
何もいいことがない わが人生
そんな うすらぼけのたわごとなど
だれも関心はない
ムリにペンを走らせるくらいなら
寝よう もう寝よう そのほうがずっといい