【きょうのご指導】先生はすごいワ
「文学」と「作家」への道(42)
◇またまた的を射たアドバイスをもらう
月に1度のカルチャーセンターでの「現代詩実作講座」である。
先にアップした「おくりさき」を提出した。
先生は、開口一番「最後の『冷笑する』はいらない」という直球のご指導。
そう来る、そう言われると思った。
書き上げた段階では、そこは別の言葉、表現を考えたほうがいい…と頭の中にあったのだが、毎度のことながらやっつけ仕事的に書き、推敲・練り直しをしなかったのである。
「生簀は面白い。その魚と自分と―相互比較する視点はよい」としたうえで、「自分の感想はいらない。結論を出さずに描いたほうがいい。場面の中にとどまりながら観察するままのほうがよい」という具体的な批評をいただいた。
そのとおりである。
なかなか、自作詩を磨くことをできないままなのだ。
◇徐々に言葉は湧いてきてはいる…かも
この詩は、今月1日から始めた仕事経験で感じたことである。
仕事は高齢者(多くが認知症)のデイサービス事業所。
70代から100歳近い人まで来ている。
まだ体が動くから、通所施設に来ているのだけれど、今の自分の仕事はおくりびとみたいなもんだ、という気持ちを込めた。
生簀の中の魚を、どういうとらえ方をされてもいいのだが、設定は悪くないとは思う。
毎日立ち仕事で肉体的には疲れるが、毎日外に出て仕事をするようになり、過去1年何も仕事をしていなかったころに比べると、言葉はいくらか湧いてくるようになった気がする。
来週には、別の詩の教室にも行くので、それ用の詩も考えておかないといけない。