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■じいちゃん2人と、孫娘…の対談記事

現代散文自由詩人の独り言(11)

たまに買うけど、ほとんど読まない、読めない(字が多すぎる!w)文芸誌「文学界」。
発売中の5月号が「詩」を特集している、と先日書いた。文芸誌は良い「おクスリ」

10日たって、ようやく谷川俊太郎(1931年生まれ、89歳)と高橋睦郎(1931年生まれ、83歳)という日本詩壇の超大物の対談。そして、もうひとつが最果タヒ(86年生まれ)とマーサ・ナカムラ(90年生まれ)の対談。それらを読んだ。

前者、長老の対談は面白く読めた。恥ずかしながら、高橋睦郎は名前しか知らない詩人で、この対談を読んで初めてゲイの人だと知った。手元にある「現代詩の鑑賞101」(新書館)でも、高橋の詩は未読で、「薔薇の木」を初めて読んだ。
むかもも」という言葉を初めて見た。広辞苑で意味を調べたわ。
勉強になった。

一方、マーサとタヒの対談…2長老の孫の世代。中身が薄く、対談はzoomで行っているらしく、覆面作家のタヒをおもんぱかってマーサともども顔写真も載っていない。若手の注目詩人の対談でありながら、相手への忖度、距離を測りながらのヨイショ合戦みたいでかなりつまらない、タヒの詩(ほとんど読んでないけどw)レベルであった。
タヒって、実は男だと思っていた。覆面作家なのは知っていたけど。しかも京大出という高学歴(学部は知らん、きっとどこかの研究員とかじゃなかろうか…、詩人はそれで食えないからアタマのいい連中はだいたい大学の教員とかだね)。早稲田の旧二文(現文化構想学部)出のマーサとはちとアタマの出来は違うみたい。
この、タヒだけど、ひょっとして…とnote内で検索したら、ご本人が光臨している。

「ここは宝塚のことを書く場所です。趣味の場」

と、宝塚(歌劇)のレビュー(舞台評)を綴り、1000を超えるフォロワーを擁しておりながら、自身はフォロー0という、傲岸ぶりを見せている。
吉本ばななのように、有料にはしておらず、確かに趣味の世界だけなんだろう。僕はもう20年以上、宝塚を見ていない(かつては職業上見ていた。関連本も出したことある)し、特段関心はないので、タヒのnoteを読む気にはならなかった。

つまり何が言いたいのか。

親世代の、谷川と高橋の対談からは勉強になる言葉を感じられた。
タヒとマーサの、自分の子世代の対談で語られる言葉の薄さ、そして若くて注目されている彼女たちへのやっかみと妬む気持ちがある…ということである。

ま、マーサとタヒの足元にも及ばない、おっちゃんのたわごとですね。

あ、別にタヒとマーサをディスってる(おっちゃんが若者言葉を使って滑ってるね)わけではないです。思ったことを書いているだけです。


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