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【映画評詩】「世界のキタノ」

原作・脚本・監督・編集…そして主演
北野武…監督作品として世に出るのは6年ぶりとなる
公開中の映画「首」

首 首 首 
切り取られ 胴体だけの武士の死体 死体
血の海に浮かぶ…

グロテスクなシーンが多い

たけし演じる秀吉は
大局観を持ち 自分の時代を待つ
その間
狂気にかられる主君・信長への憎悪を募らす

権謀術数 天下取りに蠢く者どもを
たけしは演者として
監督として濃厚に描いていく

北野調は健在 
世界のキタノ ここにあり

そう感じたのは 僕が元々の北野映画のファンだから

オフィス北野をつぶし
前妻と離婚
軍団とは袂を分かったたけし

彼こそが一種の狂性を帯びてしまった
いや 単に老化した ぼけてしまったのか
どんどん人が離れていく…との声も聞こえたが

いやいや
映画の中では たけしはピンピンしているのである

少なくとも僕にはそう感じた一本だった

eiga.comレビュー

「首」 予告

首、とったどぉ~(予告より)


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