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【オッチャンの詩】「ぼくの日常」

働くということの 重み
それを知る―

初めて知ったわけじゃない
1980年代半ばから40年近く
働いてきたんだもん
いやなこと いやな奴らがいて
ごくたまに
いいことがあり いい人がいた

時間と己のエネルギーを差し出し
金を 対価をもらってきた

それが働くということ

自己実現とか やりがいとか
なんやかんや
若い時は そんな意識もあったろ

いま63歳のオッチャンは
拘束9時間 内休憩1時間
時給換算1500円に欠ける
そんな働き方の中にいて
それが初めての体験のような 気分

ほめられるわけでなく
昇進昇級もなく
達成感があるかどうかもわからず

気分と体は
この働き方
この環境には まだ慣れず
帰宅後はすぐに眠くなる

詩をつづる時間と心の余裕もできない

心の中で嘆いている

オッチャンはいま そんな中にいる

まだまだ続くのだ この生活は

ケツをまくるも まくらぬも
自分次第
そんなこと わかってる

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