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■note3年目突入 考えを変える宣言

「文学」と「作家」への道(1)


   ※「現代散文自由詩人の独り言」改

◇「林真理子」研究(1)

先日、「面白い物語だが、詩には影響はないか」と
林真理子の小説「アッコちゃんの時代」について書いた
ばかりだ。

今、林の最新エッセー「成熟スイッチ」(講談社現代新書)が売れているらしい。その最新作と対比で紹介されていた、彼女が昔書いたエッセーを読んだ。

「 野心のすすめ」(2013年4月刊、講談社現代新書)

内容

40数戦全敗に終わった就職試験、お金、コネ、資格、美貌、ないない尽くしのどん底からどうやって階段を上っていったのか。無理と言われた願望をすべて叶えてきた著者が、夢を実現させるヒントを紹介する。

図書館データ

「アッコちゃんの時代」については、
「当時(2005年)は林真理子の小説なんて読もうとも思わなかった」
「この小説の文章や描写、その世界が、僕の詩作の参考になる感じはない」
「『林真理子の小説は大衆向けエンターテインメントでつまらない』という僕の思い込み、偏見が実際に彼女の本を手に取って読む気にはなれなかった」

などなど…エラソーなことを書きつづった。

しかし、本書「野心のすすめ」を読んで考えを変えた。

売れている、売れた人、成功した人に学ぼう――

本書から印象に残ったフレーズを拾う。

「自分が何も努力せずに、誰かが引き上げてくれるのなんていうことはあり得ない」
「一流の業界で力を持つ人に食い込むための実力を自分がどんな形であれ発揮しなければなりません」
「たとえ根拠が薄い自信でも、自分を信じる気持ちが辛い局面にいる人を救ってくれる――」
「一度も勝ったことがない人は勝ち気にさえなれない。どんな小さなことからでもいい。人に認めらる快感を味わい、勝った記憶を積み上げていくと、人格だって変わっていく」

野心のすすめ

啓発本とか、人生の指南書なんてくだらないものは読まないようにしてきたが、もう一度書く。

売れている、売れた人、成功した人に学ぼう――


200ページ足らず、1時間もあれば読める。真理子先生のお言葉はほとんどが彼女の自慢話だ。僕の世代なら知っている、世間を揺るがし、多くの男が目を背けたヌードグラビアの話なんて一文字も触れていないのは、さすがだ(笑)。
Wikipediaでもそのこと(ヌード)は書かれていない。多分書かれても、削除する誰かがいるのだろう。

しかし、ぼくは憶えているゾ。ここには画像は貼らないが。検索すればすぐに出てくる。彼女にとってのデジタルタトゥーか。

今ごろになって、林真理子という人物に興味を持ち出した。今回はその研究第一弾。他の作品も読むたびに書いていこうと思う。もちろん、大先生をこれ以上金持ちにさせたくないので、著作は図書館で借りて読む。

あと、大先生はこんなこともおっしゃっている。

「若い頃を、流されるがままに坦々と生きてきた人が急に目覚めて、中年になってから急にお金を稼ぐような仕事を得られる可能性はゼロとは言わないけれど、かなり低い――」

野心のすすめ

そう、ゼロではないのだ!!


最新エッセーは図書館で何十人待ちなのですぐ借りれる昔の本を借りた

なお、「現代散文自由詩人の独り言」は全89本アップしたが、一部過去記事は現代詩講座について触れすぎたため削除済。

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