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町谷東光
2022年7月25日 11:30
「詩集」を読んで (20) 不定期刊◇三角みづ紀オウバアキル 思潮社 2004年10月刊ぼくの感想筆者はこの処女詩集の出版時には23歳。04年第42回現代詩手帖賞を受賞、第10回中原中也賞受賞。その後、14年に、第5詩集「隣人のいない部屋」で第22回萩原朔太郎賞を最年少受賞…と華々しい詩歴を誇る。僕はこの詩集で、初めてこの詩人を知った。精神科への通院歴があることなども詩の材料にとっ
2022年7月21日 00:00
現代散文自由詩人の独り言(65)「詩集」を読んで (19) 不定期刊◇小笠原鳥類テレビ 思潮社 2006年6月刊 現代詩文庫222 思潮社 2016年4月刊この2冊、途中で投げ出した。「テレビ」は、『ひろがるテレビ、イソギンチャク色彩カラーテレビ、鮮やかな花のような生き物達を集合させるテレビ…。大量の色彩破片の乱反射にはじまる未来の「放送」10篇を収録。『現代詩手
2022年7月16日 00:30
「詩集」を読んで (18) 不定期刊◇望月遊馬 詩集2題焼け跡 思潮社 2012年7月刊 水辺に透きとおっていく 思潮社 2015年5月刊いずれも、この詩人の詩集で図書館にあったものを借りて読んだ。「焼け跡」の惹句に曰く「洗いざらしの焼け跡へようこそ! ゼロ年代の現代詩が産み落とした至高のコトバの果実――。第44回現代詩手帖賞を受賞した詩人・望月遊馬による第2詩集」なん
2022年7月3日 14:00
「詩集」を読んで (17) 不定期刊◇零余子回報 森本孝徳 思潮社 2015年10月刊月刊詩誌「現代詩手帖」の新人作品投稿の選者は6月号に代わる。毎年5月号で、年間最優秀新人詩人「現代詩手帖賞」を選び、翌月から新たな選者2人が担当するという流れ。この手帖誌を読むようになったのがおととし暮れからだから、まだ2年にも満たない。昨年3月から投稿し始め、まったくカスリもしないというのは何度も書いて