思い出 3 理想と現実
2012年7月
亜月の第二章
私、樋口俊一が店長に就任しての営業がスタートしました。
ずっとずっと飲食店バイト時代からの
やりたいなあ、やりたいなあ、こうやってやったらいいのになあ、
を表現できる立場にきた。
それがとても嬉しかった。
7月29日が私の誕生日で、30歳になる時がきた。
本当に自分のために、仲間を集めて、ライブイベントを計画して。
楽しかった。
自分がこれをやれているよ、って素直にみんなに言えている状況が。
でもね
まあ、いい気持ちの状態は長くも続かなくて、
やっぱり壁にぶち当たる時がくるもんで。
数字がついてこない
メニューが思い浮かばない
オペレーションが回しきれない
体がついてこない
気持ちがついてこない
体力がついてこない
体力がついてこない
体力がついてこないんだこれが。
確か当時の営業時間が、10時から22時。
片付けて店を出れるのは早くて22時半か23時か。
店に到着しておくのが9時くらい、家を出発するのが8時くらいか。起きるのは15分前くらい。だんだんギリギリになるよね。
24時までに飯食えたらラッキー、2時までには寝なきゃなあ。
言っても6時間は寝れてたらいけるか。
それでもやりたいことをやれている幸せ達成感があるから頑張らなきゃな
運転が眠い
頑張らなきゃ
ランチが思い浮かばない
頑張らなきゃ
数字が足りない
頑張らなきゃ
一年は通うと決めていた。
一年頑張ったら近くに住もうと決めていた。
そう、オーナーとの約束が5年の契約だったので、向こう5年間のざっくりした計画をイメージしていた。
1年目 とにかく慣れる やって日々の空気感や流れを染み込ませる
2年目 近くに住んで1年目の傾向を踏まえて飛躍させる
3年目 時期店長候補を探しはじめ、仕組みを伝えておく
4年目 バランスを整える
5年目 ほぼ自分がいなくてもいい状況にしておく 次店舗の準備開始
みたいなイメージだったな。
4年目ざっくりだな。
とにかく頑張らなきゃな、日々は続く。
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