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宗教に向き合うこと
私の散歩コースの途中に、ある宗教の建物群が乱立する界隈があります。
そこから出てくる人々は、思いのほか年齢層が若く、推定18〜25歳。
最初見た時には衝撃を受けました。
だって、自分が同じ年代の頃は、お金もなくその日暮らしで、ただ旅が好きで、ふわふわ、フラフラしてたな〜しか思い出さないからです。
信じる神はいませんでした。
〇宗教に向き合うこと
今も昔も、宗教は度々話題にのぼり、その良し悪しが語られます。
今日は、どの宗教が良いとか悪いとか、信じることが良いとか悪いとか、そういうことを語るのではなく、“宗教に向き合うこと“について書きます。
私は平凡な無宗教の家庭に生まれました。
だいたい日本の場合、それは仏教になります。
そんな感じで「たぶん仏教」と言う程度で、宗教については何にも考えずに生きていました。
〇若い年齢で宗教に向き合う
私が目撃した若い子たち。宗教活動をしている姿。
善悪は別にして「若い頃から宗教について向き合っている姿」が眩しく見えました。
宗教を選ぶとは、自分の生き方を一度は真面目に考えている証拠だからです。
親の影響があったとしても、自分なりに信じられるものを選んで、信じています。
宗教に向き合うとは、自分に向き合うと同じことです。
何にもなく、ただふわふわフラフラしていた私。彼らとはまるで違う生き方です。
だから宗教を信じましょう、と言うわけではありません。
繰り返しになりますが、どの宗教がいいだとか、どの宗教が良くないだとか言いたいのではなく
自分と宗教のつながりを深く考えた経験があるかないかです。
若いうちに「自分にとって宗教とは何か?」を考える工程を通っているかいないか。
ここには人生で大きな差があると感じました。
〇宗教を選ぶ
この「自分にとって宗教とは?」と、考える工程を通っている代表例。
お笑い芸人であり作家のピースの又吉さんが、宗教について語っていらっしゃいました。とても興味深い内容でした。
幼いうちにクリスチャンになるかどうかを自分で考えて決めたそうです。
それは、私には無い経験です。
幼いうちから生き方を選んだ又吉さん。一方で私は遅く、かなり幼いうちから何歩もリードを取られ、出遅れた気分です。
最近になってようやく「私にとって宗教とは何だろう」と考えるスタート地点に立てました。
宗教を選ぶことは、自分の生き方を選ぶことです。
歴史的な宗教家たちも、哲学者であり、思想家であり、自分は何を考え、信じるかというところから始まっています。
何を選ぶ、選ばないにしても、自分の生き方になりますので、
宗教に向き合うという経験は、絶対しておいた方がいいと、私は思います^^
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