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謝れないって、損だよ
「お騒がせしました」という言葉にモヤっとした。
なぜならば、 “騒いだ”方は私だったから。(←この活字ちょっと笑える)
そう、声を出したのは私で、仕事で間違いを指摘した。
相手は「えぇ?そんなはずは。」と言ったきり。
声もロクに出しておらず、動じないように努めているようにも見えた。
次にきた言葉が、メールで「お騒がせしました」だった。
どうやらこの世には、「謝ると死んじゃう病」があるらしい。
後輩から教わり、面白い!と思った表現。
「謝ると死んじゃう病」というのは、
謝ることができないプライドの高い人のこと。
その名前の通り、謝ったら死んでしまうレベル。
だから謝れないという人。
自分の非を認め、そこだけ“すみません”と認めればいいだけなのに、
謝ったら、自分の尊厳がなくなるらしい。
ダメな自分を受け入れられないのか??
自分が自分でなくなる。
自分が保てなくなる。
そのために謝れない人、「すみません」が言えない人のことだ。
これは、素直になれないと似ているようだ。
観察してわかったが、どうでもいいことは、すぐに謝れるらしい。
「すみません、どうでもいいオヤジギャグ言って(笑)」
「ちょっと寝不足で。すみません」
なんて。
聞いてるこちらは「なーんだ、“すみません“って言えるじゃん」と思う。
これは、大したことないから謝れるようだ。
自分のプライドには関係ないから。
しかし、一旦、自分の尊厳に関わるようなことだと、謝れない。
仕事のミスや、ちょっとしたいざこざ。
こちらはたった一言「この件、すみませんでした」と軽く言ってくれれば「全部許すよ♡」という覚悟でいるのに、そこに一切、謝罪ないからモヤっとする。
そして、今日返ってきた言葉は、「私はちゃんと処理しましたけど」
「何だかお騒がせしました」だった。
お騒がせ、かぁ。残念。
ちゃんと処理した自分はいるけど、意味不明におかしな処理になっていました。
というニュアンス。
自分じゃない。という主張。
この人もまた、謝ったら死んじゃう病だ。
案外、そういう大人が多いらしい。この世は。
謝ったら死んじゃう人には詰めない。それが一番だということもわかってる。
あんな些細なこと、軽く「すみません」で済む場面。
その簡単な「すみません」がないから、本人にとって、逆によっぽど重要なことなんだな。と感じてしまった。
あぁ〜私は、素直に謝れる人間でよかった。
「いやーー(汗)今回は本当にすみません!」と謝ってしまったほうが、圧倒的に楽なのでは?
とわりと素直な私は思うのだ。
意地張っても、何の得にもならないこと。
無駄なプライド、バレてます。笑
私が原因ではないの主張と、謝罪することへの抵抗。
その抵抗もバレています。
全部手放した方が楽なのにね。
謝ったら死んじゃう病の人には、まずは簡単なことを謝ってみることをオススメします。
私は知っている。
結局、素直にすぐ謝った方が、うまくいく。
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