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制限があったから学べたこと
久しぶりにレンタルでDVDを借りた。
どうしても見たい映画があったからだ。
今ならインターネットでいくらでも見られる。もちろん合法的に。映画館には行きづらい状況ではあるが、それ以外の選択肢がたくさんある時代だ。
ところが、私が見たかった映画は、ネット上どこを探してもなかった。
2002年の作品。ざっくり20年前だ。
(そうか(-_-;)2000年が20年前なのかと、当たり前のことだが改めて驚く。笑)
20年前で、そこまで大ヒットしていない、さらに韓国の映画ということで、オンライン上には無かったのだろう。
他に方法がないので、久しぶりにDVDを借りた。
そういえば、20年前はよくこうやって、DVDを借りてしょっちゅう映画を見ていたな…。懐かしい。
当時はレンタル期間が短く、値段も高かった。
新作は1泊2日で450円、準新作は3泊4日で390円、旧作なら7泊8日で260円くらいだったか。
毎月かなりの量を見ていたが、よくこれで、お金も時間もやりくりできていたと感心する。
特に、新作を借りた時は「昨日も今日もレンタルショップに来ているなぁ、わたし」と実感したものだった(笑)
時々、旧作5本で1,000円、というキャンペーンをやっていて、その度に「や~(+_+)1週間で5本見れるかな」と自分のスケジュールや睡眠時間と戦いながら、一度借りてしまったものは、がんばって見ていた。
優先順位で、レンタル返却が第一位になっていた行動パターン。あの頃がなつかしい。
今ではオンラインなら、クリックすればいつでも見られる。行動の優先順位1位になる理由がない。さらに、DVDを借りたとしても、なんと3週間も借りられる!とんでもない時代になったものだ(笑)
今もいいが、あの時代はあの時代で良かった。
一度借りたものは、返さなければならないという約束の元、期限内に映画を見る。すべて見切る。
このことで、何か学んだことがあるように思う。今にはない、窮屈さからの学び。
自分の決めたこと、行動に責任を持つ。
近い未来の自分の予定を見据えて。 =よし、今週は3本映画を見よう。
約束をする。 = レンタルで借りる。
約束は守れたかの”振り返り” =レンタル返却。
時間がなくて見られなかった時は、当たり前だが、見ずに返却した。
この時の後悔。反省ったら半端ない(笑)
借りる前に、自分の予定を読み切れなったことを、猛烈に反省する。
突然入った飲み会のお誘いで、映画を見る時間がなくなってしまった。
思ったよりテレビをたくさん見てしまって、映画を後回しにしてしまった。
約束が多めに入っていることをすっかり忘れていた。などなど。
その度に、次は学習して、失敗しないように!とするが、やがてまた失敗する。
まるで人生のようだった。
短いスパンで、自分の行動計画を立て、約束をし、できたかどうか、すぐ振り返る。
映画から学んだものも多いが、このシステムから学ぶことも多かったと思う。
こういう学び、今の時代にあるのだろうか。
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