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ボケとツッコミは必須か

漫才におけるボケとツッコミは当然のこととして知れ渡っている。

今日は完全に私のお笑い愛が炸裂した内容だ(笑)

マキタスポーツさんをご存知だろうか。めっちゃおもしろい人だ。彼の本の中、「一億総ツッコミ時代」に書かれていたが、まさに今、みんなツッコミたがっている。ツッコミ過多で、それに疲れていませんかと、その通り。

誰もが何かボケてるもの、おかしなものを見つけて、ツッコむ。
素人の私たちも、SNSなどで勝手にやっている。どんな人もツッコミ。

そのマキタさんが先日のオンラインイベントで、ある漫才師について、話していた。

「あの二人(漫才師)は、ボケとツッコミではない」と。

しかも、その人たちを否定しているわけではなく、むしろ認めている。
いかにも、ボケ・ツッコミだが、よーく聞くと、ボケとツッコミ、ではないと。

オピニオンとツッコミ、だと。

オピニオンとは、意見、だね。
ボケ担当が、ボケではなく、意見を主張しているんだと。

しかも、ツッコミ担当もツッコミらしいツッコミをしていないと、マキタさんは話していた。聞いてるだけ?相づち担当?

それでも十分面白いのだ。

いいじゃないか、オピニオンと相づちでも。

その言われていた人達。
漫才を何度か見たことあるが、とても面白い。お腹かかえて笑ったし、その場で爆笑をかっさらっていた。

言われてみれば、確かにボケ、ツッコミではないかもしれないが、そんなこと関係なく、面白い。

マキタさんのこの発言、いい!と思った。

オピニオンとツッコミ、オピニオンと相づちだって構わない。

もうすぐM-1。漫才の季節がやってきた(笑)

すべての漫才は、ボケとツッコミである必要があるのか?

昔のやすしきよし、ダウンタウンのような、ボケ・ツッコミがはっきり存在する漫才もいいが、もうそこにこだわる時代はとっくに過ぎたと思う。

そこで思い出したコンビがいる。

2016年のM-1決勝に進出した、男女コンビ「相席スタート」。
二人は素晴らしい漫才師だ。

女性ならではの視点で、女性を理論的に語るケイさん、それを聞く男性の山添さん。
彼らも漫才のスタイルが、ボケとツッコミではなく、オピニオンと相づちなのだ。

それでも十分面白かった。

しかし、彼ら自身には、ボケとツッコミではない、ということに引っ掛かりがあるようだった。
ボケ・ツッコミはそこまで重要なことだろうか。

ある時から、本人たちに思うところがあったようで、完全に漫才をやめてしまっていた。(単独ライブを観てガッカリしたのを覚えている)

女性ならではの切り口で、ケイさんの語りはカッコよかった。
理想的な漫才。上沼恵美子さんも絶賛していたのに。今でも「相席スタート」の良さは、漫才にあると思っている。

ボケとツッコミじゃなくたっていいじゃないか。

オピニオンとツッコミ。
オピニオンと相づち。

これでも十分漫才は成り立つ。

私たちは、ツッコミ過多な時代に生きている。
テレビやSNSで、どんな人もツッコんでばかり。

だから、ツッコミばかりの漫才は疲れた。
これからどんどん時代は変わる。
人を傷つけない漫才、オピニオン漫才、相づち漫才。
平和だし、楽しいし、笑える。こういうのがもっと流行ればいいなと思う❤



本当にありがとうございます😊嬉しくて小躍り!!💖