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価値観のアップデート

古い価値観の人が、無自覚に人を傷つけている場面をたまに見かけます。
これが、自分自身への気付きになっていました。


〇古い価値観で人を傷つける

芸人さんである、中川家のラジオを聞いていたら、ベテランの司会者さんがゲストでした。

「実は病院で何度かお見かけしているんですけどね、声はかけなかったんですよ」とお兄ちゃん(剛さん)

それに対し「そうなんですか」とだけ答えればいい話を、そのベテラン司会者は「あの病院へ?って、やはりかかっているのは、精神科なの??」と笑いながら回答しました。

私は、ラジオを聞いていて絶句しました。

過去に患ったことを知っている。

そんな人に冗談でも言っていい言葉ではありません。知っているが故に悪すぎます。

言葉を操る達人ですら、年齢も80歳を越えるとこんな感じ。私の父も、このベテラン司会者さんと同世代だから、すごくわかります。

価値観がアップデートされておらず、言葉で人を傷つける言葉のプロ…。


〇女性の扱いに出る価値観

ダウンタウンの松本さんが、訴えを取り下げて、また活動再開するというニュースが流れました。

事実無根と息巻いていたのに、負けと踏んだのでしょう。

結婚前に、女性とは相当遊んでいるという話を何度となく聞いてきましたし、芸人さんなんて、そんなもんだろう、と昔はずっと思っていました。

でも、もう時代は変わりました。

私は、とんねるず、ダウンタウンのお笑いが大好きでしたが、いつの間にか両者ともやっているお笑いが古く感じるようになっていました。

特に番組内での女性の扱い方

そして今回、松本さんに性被害を与えられたと訴えた女性は、今も苦しんでいます。この件で方々から攻撃されて、二次被害にも遭っています。

そんな状態でお笑いなんて続けられないはず…

そう思っていたらここにきて、今回の松本さんの復活報道です。
女性への謝罪が文書に含まれていましたが、中途半端な謝罪でした。

お笑いファンだから思います。M-1の審査員でもやるのでしょうか。
本当に起用したら価値観のアップデートが追いついていないな、と感じます。

すごく好きでしたが、もうあの頃のようには、笑えません。


〇老いへの恐怖

実生活でも、価値観がアップデートされていない人を見ると、ヒヤッとします。

悪い例を見ると「老いとはこういうことなのか」と自分が老いることへの恐怖になりました。

果たして、私は大丈夫だろうか?と。

自分の知っているやり方が、もう古い場合があります。

例えば、「バカ」という言葉。

昔は、親はもちろん、上司や先輩にも言われたものですが、今や後輩や同僚に使っていい言葉ではありません。

あの頃と同じ感覚で使ったら、人を傷つけます。

老いることへの恐怖が、まさにここかもしれません。

老いて、アップデートできなくなっていくことが怖くて仕方ありません。
アップデートできないから、老いていくのでしょうか。

価値観をアップデートしないことによって影響するもの。
その相手は、人の心です。
人の心に鈍感になっていく、ということになります。

ハイテクな家電に吐く言葉のように「もう〜今の時代、ついていけないわー!」と、開き直らないように、それだけはしないように注意したいと思います。




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まちの哲学者
本当にありがとうございます😊嬉しくて小躍り!!💖