![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160222319/rectangle_large_type_2_4361f5c080ee85180e4b36031e2d2b59.png?width=1200)
好きなものがわからない自分
何が好きなのか、自分のことなのにわからない、と長く思っていた時期がありました。
〇自分の好きなものが何かわからない
「好きなものは何?
それに向かって進めばいいよ」
そんなこと言われても、今よりもっと経験が少なかった頃、自分の「好き」が何かわかりませんでした。その時期はずっと。長かったように思います。
その期間にうつ病も通りました。当時二十歳前後でした。
「何が好き?」って、とても簡単な質問ですよね。
だからこそ、こんなことも答えられない自分はダメだと責めていました。
「私は、私の好きなものがわからない」と。
〇好きなものを選べない理由
今は、好きなことを答えられるくらい経験値を積みました。
傾向がデータで蓄積されています。
だからこの年齢になって気付いたこと。
二十歳くらいまでの「自分の好きなものが何かわからない」は、経験値が少なく
好きなものを心のままに選ぶことを許されてこなかった幼少期が影響している、ということです。
過去に「好きなものを選んでいい」と言われて選んだ。
しかし、それがその時、受け入れられなかった。
・うちでは買えない。
・これではダメだ。
・女の子らしくない。
・それを選ぶのは恥ずかしい。
・何でそれ選ぶの?それ以外にして。
・タダでもらえる物なんだから、もっと金額が高いものを選べ。
おそらく一旦、自由に好きなものを選ばせるテイを装っておいて、結局、親なり祖父母なり、周囲の大人たちが「こちらが選んだ“好き“を許さなかった」
これが影響していたと今になって思います。
選んだものにYesと言われた経験が圧倒的に少ない…
すると、大人がYesと言ってくれるものを選ぶようになり、自分の感情は封印。となったように思います。
〇Noを受け入れる
タレントのSHELLYさんが子育てにおいて、子供が「嫌だ」「やめてほしい」といったことはすぐに止めるようにしている、と話していました。
例えば、子供をからかったり、ふざけたり、そんな場面で。
嫌だと言われたら、すぐ止める。
理由は、「あなたのNoには力があると教えるため」でした。
これを聞いて何度となく「やめて!」と言っても止めてもらえなかったな、、、と昔の感情に戻り、SHELLYさんを見ながら思わず泣いてしまいました。
NoもYesも受け入れてもらえなかったから、「好きを選べなくなっていた」
これが好きなものがわからなくなっていったパターンです。
〇大人になって
経験を積んだ大人になって、もし今も、好きなものがわからなくなる場合は、条件を気にしすぎかもしれません。
・金銭面
・状況
・他者の目
・選ぶなら〇〇であってはいけない
など。
前提として、好きを受け入れてもらえなかった経験が十分すぎるほどあり、その結果、条件を気にするのが習慣になっています。
もしお金も時間も他者の存在も、何も心配しなくて良いとしたら何を選ぶでしょうか?
自分の人生なんですもの、自分の好きを大切にしてもらいたいです。
と、ここまで私の話ですが、きっと今20代で同じような思いをしている方、いるんじゃないかと思って書きました。
好きなものがわからないのは、半ば自分の責任じゃないと思えば、気持ちが楽になりませんか。参考になれば幸いです。
いいなと思ったら応援しよう!
![まちの哲学者](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27174142/profile_824815b8c58f3aac085e1c1c5d8c94ce.png?width=600&crop=1:1,smart)