化粧をすることについて
「自分の目の前で化粧をされると、傷つく」と話す男性がいた。
考えたこともない指摘に、ドキッとした。
別に私が言われたわけではないのだが(笑)。
そうは言っても、私も女性だから、マナーとして日常的に化粧をする。
もちろん、人前ではしないようにしている。
どちらかと言うと、化粧しない方が問題であって、誰の前でするか、というのを、あまりに意識したことがなかった。
その傷ついたと言った男性。
仕事仲間の女性に、目の前で化粧されたという。
その時に思ったらしい。
「自分の前では、化粧をしなくていいが、
自分の次に会う人には、化粧が必要なんだ」
そう言われてみれば…
うん、そうね(笑) 確かにそうだね。
その女性の言い訳。
「化粧直ししただけ。ちょっと脂とって、粉はたいただけ」とのこと。
私は同じ女性なので理解できる。
「がっつり1から化粧はダメだけど、化粧直し程度ならいいよね」と思う。
「たしかに誰かの前で、鏡くらいは見て、ちょっとファンデーションおさえるくらいは、やってしまっているかもねー」と思う。
化粧直しだから、いい。
と思うが、化粧をしない男性から見たら、コンパクトを開けば、立派な化粧に値するようだ。
「仮に簡単な、化粧直しであっても、それは自分のためではなく、次に会う人のためなんだ」と、思うということ。
自分が大切にされてないという印象を与えるのだろう。
”化粧”と”傷つく”という言葉が結びつくなんて。
想像もしていなかったから、学んだなぁ。
全く恋愛感情がなくても、そう思うらしい。
だから、気を付けないといけないな、と今までの自分のズボラさを、少し反省した(笑)
そういえば、たまに電車で見かける化粧をする女の子。
(最近はマスクが必須になって、化粧女子がゼロになってうれしいけど!)
今まで、出会うとムッとする自分がいた。
何でそういう気持ちになるのか、自分でもよくわからなかった。
はたいた粉が飛んできそう。
マスカラしている時の、腕が邪魔。
そもそも人前でなんてマナーがなってない。
それだけじゃない。そのことにようやく気付いた。
「この電車に居る人、全員、私には関係ない。
この次に会う人のために、化粧をしている。」
その態度で、一方的に上下関係を作られたようで、ムッとするのかもしれない。大切ではない、あなたたち、という無言のメッセージ。
女性のみなさん^^
化粧をする場面には気を付けようね。