マガジンのカバー画像

他者と生きる記事まとめ

263
他者と生きる記事まとめ
運営しているクリエイター

記事一覧

親に苦しめられた人へ

〇母を亡くす正月明け、友人と食事へ行きました。 4ヶ月ぶり。 この会わない間に、お母様が亡くなっていたことを知りました。 私も2021年に母を亡くしています。 久しぶりにこのことを思い出しました。 友人は、お母様の最期の瞬間に立ち会ったのだとか。 私は、立ち会えていません。 〇母と最後の電話あれは、夜の8時半頃でした。 田舎に住む母へ電話をかけました。 ・退院して、その後の体調が心配だったこと ・いとこに子供が産まれたこと その話をしようと。 電話をかけると、とても

あなたに会いたくて、来た。

あなたに会いたくて遥々やってきました、という人はいますか? 新しい仕事仲間に、前職での 興味深い話を聞きました。 ○投資家を探すバンカー男性、推定40代。 物腰のやわらかい人です。 前職についてのキーワード ✔銀行(小さめの規模だそう) ✔営業 ✔投資信託や外貨預金を扱う ✔金額は最低100万円〜 「金融商品を売る仕事をしていた」と話してくれました。 今から10年以上前。 投資もまだよく知られていなかった時代に大変そうです… さらにこれにはもっと過酷な条件があり

新年早々、やらない宣言。

新しい年がスタートしました。 2000年からもう 25年も経ったなんて、信じられませんね。 光陰矢の如し!です。 〇目標は立てないかつては、毎年元日に目標を決めて、それに取り組むことが好きでした。 今はもうそんなこと思わず、とにかく健康で、元気で居られればいい、と思っています。 昨年末に体調を壊したこともあり、 「健康第一」 これ以上のことはありません。 本当に健康が一番です。 「新年に目標を掲げなければ自分の成長がない、意味がない人生になる」と言う人もいますが、そ

小さな自分を守っていくためには

〇不条理劇観劇してきました。 ルーマニアの劇作家イヨネスコが書いた「授業」。 この作品は【不条理劇】と呼ばれる代表作らしく、それって一体何?と。 ここで説明するのが難しいのですが、 人間の不条理について考えさせられる、見た人に考える部分を多く託す、余白の多い作品でした。 〇強引な授業で洗脳物語の中で、教授が生徒に教える場面があります。 生徒は途中で「歯が痛い」と主張します。 これが、教授の耳に入るものの、「関係ない」と無視され、授業が強行に進められます。 生徒は「歯が

働きすぎて苦しくなったら

働きすぎて苦しい方へ。残業が多い人へ。働き方について。 今回は、主にサラリーマンなど組織で働く人向けの話です。 〇働きすぎて苦しくなった場合先に言いますが、働きすぎて苦しくなった場合は、休みましょう。 急病でいいです。 体調不良と言って休みましょう。 それで仕事が回らない場合、あなたの問題ではなく、会社や上司が、あなたが不在時にどうすべきかを考えてこなかった方の問題です。 常日頃から気になっていた、“自分の代わりがいない問題“が明るみになるので、ちょうど都合が良いです

「気が強い人」について考える

気が強い人ってどんな人なんでしょうね。 自分なりの結論が出ましたので、シェアします。 〇気付いた気の弱さ「あの人(女)は、気が強い」という表現。 私は「気が強い方か?弱い方か?」と聞かれたら、たぶん「気が弱い方」です。 そう実感した出来事があり、 この世の中、気が弱い人って、生きにくくないか? なんで気が強い人は、楽勝で生きいているの? そう思ったら、自分の気の弱さが嫌いになりそうでした。 そんな自分や、自分に似た人を全肯定するために書きます。 〇気が強い人って

価値観のアップデート

古い価値観の人が、無自覚に人を傷つけている場面をたまに見かけます。 これが、自分自身への気付きになっていました。 〇古い価値観で人を傷つける芸人さんである、中川家のラジオを聞いていたら、ベテランの司会者さんがゲストでした。 「実は病院で何度かお見かけしているんですけどね、声はかけなかったんですよ」とお兄ちゃん(剛さん) それに対し「そうなんですか」とだけ答えればいい話を、そのベテラン司会者は「あの病院へ?って、やはり罹っているのは、精神科なの??」と笑いながら回答しまし

好きなものがわからない自分

何が好きなのか、自分のことなのにわからない、と長く思っていた時期がありました。 〇自分の好きなものが何かわからない「好きなものは何? それに向かって進めばいいよ」 そんなこと言われても、今よりもっと経験が少なかった頃、自分の「好き」が何かわかりませんでした。その時期はずっと。長かったように思います。 その期間にうつ病も通りました。当時二十歳前後でした。 「何が好き?」って、とても簡単な質問ですよね。 だからこそ、こんなことも答えられない自分はダメだと責めていました。

自分を守れなかった後悔

自分の嫌な癖が発動しました。 これは私の心の問題だと思うので、掘り下げます。 〇質問に答えすぎる今回発動した「直したい」と思っている自分の嫌な癖、 それは【他人からの質問に答えすぎる】ということです。 自分がしたことに、ここまで凹むなんて久しぶりです。 3 年前、こんなnoteを書きました。 答えたくない質問。嫌な質問。 それらに「その質問には答えない」と言いたい。(できれば、その質問は嫌だと言いたい) 未だにまだ変われていません。 3年前どころか、ずっとずっと昔か

推し活に疲れた人へ

推し活に疲れた、という人のポストを見かけました。 楽しいはずの推し活が、なぜ疲れるのか、アドラー心理学的に考えました。 〇推し活に疲れました宣言自分が好きな人や物を推す活動=推し活。 私は、お笑いが好きで、特にTHE  SECONDに出場するくらいの芸歴15年以上のベテラン漫才師を応援しています。 中でも贔屓のコンビがおり、その人たちの活動をX(旧Twitter)で追いかけていたら「ファンだったけど、疲れてきたので推し活をしばらく休みます」というある女性のポストを見かけ

暇?という質問

友人から「明日近くへ行くんだけど、暇してない?」というLINEが届きました。 〇ザワザワする質問以前から、聞くとザワザワする質問が2つあります。 1つ目、「〇〇(いついつ)暇?」 2つ目、「何か楽しいことない?」 この2つは、10代後半くらいから、聞くたびにザワザワしていました。 〇みんなが暇ではない1つ目は、「今日、ヒマ?」「明日、ヒマ?」「来週、ヒマ?」など。 質問者が暇してるから、何気なく聞くのだと思います。 いつもこう思っていました。 「時間は大切だから、

さらっと受け流す

今日は、うつ病になった人に伝えたいnote、とてもニッチでコアな人だけに向けたnoteです。 〇きっかけの人物うつ病になるきっかけになった、対象の人っていませんか。 私は20歳頃なっていたのですが、きっかけは職場の上司と親でした。 人生の方向を大きく変えた人。 特に上司は、本当に嫌で嫌でたまらない存在した。 そんな人が、2〜3年前に亡くなっていた、という事実を知りました。 それを受けて、こんな言葉は相応しくないのですが、 心に正直に言うと、 霧が晴れたような 世界に

友達がいない?

後輩から、友達がいないんです、という相談を受けました。 そこで、友達作りについて考えました。 〇友達が消えた後輩は「友達がいない」と言いつつ、昔は数名いたそうです。 でも今は、一切繋がりがなくなってしまって一人が多いとか。 理由を聞くと「友達が消えちゃった」とのこと。 え?? 消えたってどういうこと? 答えはLINEやSNS。 繋がっていた友達が、気づいたらリストから消えていた、という話でした。 アカウントが削除されると存在が消えますからね。 住所情報など他に手がか

清濁併せ呑む

○本当の意味清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ) この意味は ”酸いも甘いも受け入れる経験豊かな大人のこと"と思っていました。 「もうこの年齢になると、清濁併せ呑んでいるからね〜」のような使い方。 しかし、間違っていました! あぁ恥ずかしい。 正しい意味は『心が広く、善でも悪でも分け隔てなく受け入れること』 これを聞いて、【分別】【分断】という言葉を思い出しました。 ○分別しない哲学者 岸見一郎さんの印象的な言葉に「分別しない」があります。 「例えどれだけ重大な