私が公務員を辞めたワケ
相談支援専門員と個人事業主の二刀流マチパーです🦁
私が個人事業主として開業届を出したのが2017年のことです。
通信制大学に編入する前、私は公務員(保育士)として働いていました。
公務員=安定の仕事。周囲の人達は私が公務員試験に合格した時には「これで人生安泰だね」と言われました。
確かに当時はバブルが弾け、就職は超氷河期。
公務員人気がピークを迎えており、今では考えられませんが公務員試験の倍率も軽く10倍は超えていました。
そんな難関を勝ち得たわけですから、周囲の人達が喜ぶのも当たり前だったのかもしれません。
でも私はその時から「強烈な違和感」を感じていました。
確かに「手に職をつけること」「一生働ける環境を作ること」は学生時代から考えていたことでした。
働く女性が手に職をつけて働き続けられる環境=専門職=公務員という考えがありました。
将来は一人暮らしをするかもしれないし、結婚もしないかもしれない。
そうであれば、一人でも食べていける「何か」を得ようと。
でも同時に考えたのは「じゃあその環境で働けなくなったら、辞めてしまったら、働きつづけることは無理なんじゃないか」
20歳から60歳(当時の定年)まで、異動はあっても同じ職種で、同じ組織で働き続けるには無理があるんじゃないか・・・。
そんな葛藤は、公務員試験合格後からどんどん大きくなっていき、内定を辞退することも考えていました。
しかし家族から「せっかく縁があったんだから、とりあえず3年はそこで働いて、ダメならその時考えたら」という言葉が後押しとなり、結局11年働くことになるのですが・・・。
結局公務員を辞めるまで、その強烈な違和感を消し去ることはできませんでした。
でも、20代を公務員という働き方をしたおかげで、今の二刀流の働き方の「見えない土台」になっているのは間違いありません。
残念ながら公務員で働き続けていたら、金銭面では良かったのかもしれません。
ですが、人生における経験値の面で考えると、やっぱり公務員を辞めたことに後悔は全くない・・・と言えるのです。
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