『めんとりさま』

『めんとりさま』カムリ
お爺さんの死とお婆さんの失踪に関係しているという、謎の存在“めんとりさま”の正体を追う、主人公とお姉さんの物語。
まさにノスタルジーな小説だ。
読んでいると不思議と実家のことや親戚のことを思い出してしまう。
この本とは全く関係ないのだが、親戚との思い出の中のエピソードをひとつ。
うちの親戚は寺にいる。爺さんのお墓参りに行くたびに親戚に会うことになるのだ。
当時、4歳位の私は前歯が虫歯で黒かった。
その黒い歯を親戚の婆さんが“みそっぱ”と言いながら私を揶揄ってきたのだ。私はそれがいつも嫌で、時には泣いたりもしていたと記憶している。その時はみそっぱの意味も分からなかったのだが、悪口っぽく思えていた。
さて、30年以上の時が経ち、めんとりさまを読み、思い出したエピソード。
大人になった私は、“みそっぱ”をググってみた。。。。
出てきた写真を見ると、まさに当時の自分の前歯であった。
私は確かにみそっぱだった、、、

クソババア、、、

これも私のノスタルジーだ。

#めんとりさま
#カムリ
#読書 #読書記録
#読書好きな人と繋がりたい
#シタッケ読書