『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』
『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』下村敦史
とある会社の社長の首吊り死体が発見され、それに関わるメンバー7人が廃墟に集められる。なんとその廃墟から出られるのは“犯人”のみ。みんなの自白合戦が繰り広げられる。
タイトル通り情報量が多い推理?(自白)合戦なのだが、みんな自分が助かりたいばかりに、必死で犯人になりたがろうとする斬新な物語。読んでいると後半になるにつれて、自白疲れをしてしまいそうなうえ、モヤっとした終わり方をするわけだが、夢中で読んでしまった。犯人だけが生き残れるという今までにない設定が夢中にさせる原因なのだろう。
この本を読んでシンプルに思うことは、表面上の情報で感情を揺さぶられないように気をつけなくてはならない。とくにTVのニュースやSNSには要注意。メディアは感情を動かし、アテンションを取ろうとするものなのだ。
それにしても装丁のプリズム感が美しい。。
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