『ムシカ 鎮虫譜』
『ムシカ 鎮虫譜』井上真偽
虫×音楽のパニックホラー系な小説。
音楽大学生のグループが、笛島という音楽の神様が祀られた場所で、虫の大群に襲われながら島の秘密に迫っていくストーリー。
虫と音楽の組み合わせ絶妙すぎる。作中では音楽によって虫をコントロール出来るので、虫に襲われても演奏で立ち向かえるわけである。
読んでいて興味深いのは、表紙が蜂なので虫イコール昆虫とイメージになりがちだが、漢字に「虫」の字が入っていることがこの物語の虫の解釈となっている。なので蟹や蛇や蛸も虫になる事により、ストーリーの展開が読めず、面白さが増している。
次に注目なのは音楽だ。楽器の弾き方や演奏の仕方、音楽に関する知識なども満載で、そこだけでも読んでいて面白い。
あらゆる楽器や演奏法で虫に対抗する箇所は、本書の読みどころの1つだろう。
そもそもタイトルが「ムシカ」で虫×音楽で「MUSIC」なのがすごい。
作者の井上真偽さん天才かよ。。。
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