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【学生インターンレポ】「対等でフェア」な距離感について考える
こんにちは、学生インターンのすずです。
段々と寒さが厳しい季節になりましたね。
今回も活動の様子をレポートして、考えたことや感じたことをみなさんに共有したいと思います。
今回は
・11月4日、5日(土)(日)「ひたちなか市 産業交流フェア」@ひたちなか市総合運動公園(ひたちなか市)
・11月25日(土) 「陽光台小学校 秋祭り」@つくばみらい市立陽光台小学校(つくばみらい市)
の様子についてお伝えします。
賑わいと活気あふれるあそび場
「ひたちなか市 産業交流フェア」
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この日はひたちなか市の産業交流フェアに参加しました。
(ひたちなか市産業交流フェアのページです!)
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関東最大級の産業祭と謳われている通り、幅広いジャンルの団体が出店し、とても多くの人で賑わっていました。
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まちのこ団はそのうちのアウトドアパークにて移動式あそび場をつくりました。
アウトドアパークには火打石体験やラジコン体験、メダカすくいなどもあり、広々とした芝生エリアを満喫できる出し物がたくさん並んでいました。
私が参加した1日目は、濃霧からのスタート。
地面が湿っていたこともあり、積み木などの床あそびは出せないままの始まりとなってしまいましたが、あそび場のオープンとともに数組のご家族があそびに来てくれました。
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その後も徐々にあそび場に訪れてくれる人が増え、一日を通して大賑わいとなりました。
目線を合わせることの難しさを実感する
私はあそび場では子どもたちど同じ目線であそぶ、「友だち」のような立場で接したいと考えていますが、この日は広い空間に多くの人が集まり、出入りも頻繁だったこともあり、なかなか子どもたちとじっくりあそぶことができずに苦戦しました。
人が多く集まる分、使った道具をもとの位置に戻す、周りの人に気をつけてあそぶ、といったような最低限の配慮を意識してもらうことが難しいと感じます。
1対1や1対少数など自分が対応できるくらいの人数であれば、一緒にあそぶ中で、「あそび終わったからもとに戻そうか」というコミュニケーションを取ることができます。
あそび場が賑わうことは本当にありがたく嬉しい限りですが、この日は危ないところがないか、道具がなくなっていないか「見回りをする」というようなポジションになってしまい、あそび場に来てくれた人との距離が生まれてしまうことが残念でした。
あそびに来てくれた子同士で一緒になってあそべるような場づくりや声かけができたらよかったなと感じる1日でした。
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ありがとうございます!)
だれでも楽しめるあそび場
「陽光台小学校 秋祭り」
続いて、「陽光台小学校 秋祭り」の様子をお伝えします。
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このお祭りはPTAが主催して行われたもので、さまざまな体験ブースを学年ごとに順番に回っていくというものでした。
まちのこ団はそとあそびコーナーの1つとして移動式あそび場を作りました。
他にもそとあそびコーナーにはシャボン玉作り体験やサッカーなどがあり、室内ではスタンプラリーや射的、生徒による発表、出前授業などが行われていました。
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40分ずつのタイムスケジュールで、決められたエリア内の好きなブースを体験するプログラムだったため、あそび場に慣れてきたころに終了時間になるという少し物足りない時間配分でしたが、「毎日来てほしい」という子どもたちのこえが聞けてとてもうれしく思いました。
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また、学年ごとに分かれて子どもたちが回るスタイルだったことから、それぞれの年齢の子たちの特徴などが見えてとても面白かったです。
1, 2年生は、あそび場を見つけるとすぐに駆け寄り、「楽しそう!」といった様子で熱中してあそび場を楽しんでくれました。
3, 4年生は、1, 2年生と比べると落ち着いているものの、「これはどうやって遊ぶんですか?」「勝負しよう!」という風にこちらとたくさんコミュニケーションを取ってくれて、好奇心旺盛な様子を見ることができました。
5, 6年生となると、少し恥ずかしいのかあそび場に来ても控えめな様子でしたが、ボードゲームや昔あそびを見ると、「これ、小さいときにやったな」と言っておもちゃを手に取る姿が印象的でした。
どの学年の子も、時間が来ると最後には名残惜しそうに帰っていったので、あそび場を楽しんでくれたのではないかと思います。
一部の年齢の子だけでなく、1年生から6年生まで、そして先生までも楽しむことができるまちのこ団のあそび場の強みが十分に発揮された1日でした。
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活動を通して学んだこと
先日、まちのこ団が定期開催している「まちのこワクワク作戦会議」にて、まちのこ団が大切にしている3か条について振り返るタイミングがありました。
1.(自分も含め)誰に対してもリスペクト(尊重と尊敬)すること
2.対等でフェアに接すること(平等とは違うよ!)
3.自分の責任で自由に(やらない、という選択肢があって当然OK!)
これらが大切にしている3か条なのですが、そのうちの2つ目、「対等でフェアに接すること」は当たり前のようで難しいと今回の活動で改めて感じました。
対等でフェアな状態というのは、一緒にあそぶ中で叶えられる関係性だと思います。あそびにもルールはあります。でもそのルールは、スポーツのように誰に対しても同じルールが適用されるわけではなく、その場・その時に一緒にあそぶ仲間たちがコミュニケーションをとり決めていくものなので、必ずしも年齢・性別によって決まるものではありませんし、全員が同じ条件でやる必要もありません。そこに普段の学校や社会通念上の上下関係などは関係なかったりします。
今回、産業交流フェアで対等でフェアな距離感を掴みきれなかったのは、見回りに回ってしまう時間が多くて、あそび場に来てくれた人たちと関わる時間=コミュニケーションをとる時間が短かったからだと感じます。
たくさんの人が来てくれるからこそ、「はじめまして」同士の人が一緒になってあそべるように巻き込んだり、声かけができたりしたら良かったなと思いました。
(写真=まちのこ団/文=すず)