まちのコインで地域の飲食店のお手伝い 〜小田原加盟店インタビュー〜
こんにちは、まちのコインのかすみんです。
今回は、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け外出自粛や休業が続く中、小田原ではまちのコインを使ってどんな取り組みが行われているのかをご紹介します。
今回インタビューしたのは、小田原で40年近く(先代から数えると50年以上!)続く喫茶店「ワンダフル」のオーナー善場さんです。
まちのコインには小田原プレサービス開始時から参加してくださっています。今回はオンラインでインタビューをしました!
まちのコインで地域の飲食店のお手伝い
まちのコインを使って地域の飲食店の取り組みを支援しようと、善場さんがつくったのが「おだわらテイクアウト大作戦のお手伝い」チケットです。
「おだわらテイクアウト大作戦」とは、1つ1つのお店の発信力は小さいけれど、みんなで 「#おだわらテイクアウト大作戦」とつけてSNSで拡散すれば、やがて活動が大きくなり、メディアにも取り上げられるようになるのではないかと、小田原の飲食店やメディア関係者が有志で集まり始まった取り組みです。
専用のウェブサイトもあり、60店舗以上(4月15日時点)が取り組みに賛同して参加しています。
参加店舗は店先に出ている黄色のフラッグでもわかります。
このフラッグを店舗に届けるために、まちのコインを使って1店舗あたり200おだちんで配ってくれる人を募集しました。
「ありがとう」の気持ちを形にするまちのコイン
このチケットを使うと、配り終わった後、もしくは後日、コインの受け渡しが発生することになります。その時に、お店に来てもらって「ありがとうね」って言える場面をつくれることがまちのコインのメリットだと善場さんは言います。
「これやって欲しいけど、お返しができるわけでもない」というときでも、コインを発行することで、善場さんの言葉を借りると、「ありがとう」という形を踏むことでき、お互いの関係にオチをつけることができます。
新型コロナウィルス状況下では、配達のお手伝いなどボランティアに近い活動も多くなりますが、少しでも「ありがとう」の気持ちを形にし、伝えるためにまちのコインを活用するのも良いかもしれません。
今後も、おだわらテイクアウト大作戦の告知カードができたらそのポスティングを手伝ってくれる人をまちのコインで募集するかもしれないそうです。
今だからこそできることを
ワンダフルは、善場さんの先代が高度経済成長期の真っ只中にオープンし、ビルの立ち退き工事などで7年間の休業を経て、2017年に善場さんが再開したお店です。
当時の経済成長の様子を表しているであろう「ワンダフル」という店名は、覚えやすく、心に残る名前だからこそ、「あの時のワンダフルさん?」と、移転後も訪ねてきてくれる人もいるそうです。
今、ワンダフルにとっても厳しい状況が続きますが、それでも「おだわらテイクアウト大作戦」の情報が拡散されることで、営業再開していることも伝えられて、当時通ってくれていた人と繋がるきっかけにもなっているそうです。
今後ますます人の行き来が制限されると、まちのコインを使って直接繋がることが難しい状況になってきます。そこで、現在カヤックでは、遠隔でも繋がれる仕組みを開発中です。まちのコインを通して、「あのお店頑張ってるんだ」と多くの人に知ってもらうきっかけになり、まちの活性化に役立ててもらいたいと思います。
開発中の機能については別記事でご紹介します!お楽しみに!