最近の読書
皆さんは
応急処置 応急救護
というものをご存知でしょうか?
車やバイクの免許をとる際は必須事項とされていますし学生時代に講習を受けた方も多いかと思いますが
目の前に倒れている人が居てできる人はかなり少ないと思います
なぜならばどのようにすればいいのかが分からないからです。
今回はどのように対処すれば良いのか分かりやすくまとめてある本を2冊紹介していきたいと思います。
先日、2022.10.29に韓国の梨泰院であった転倒事故のように応急処置が必要な場面は、いつ自分自身や身の回りに起こるか分かりません。
しかし、
知識や技術は身につけておいて損をすることはありません
応急処置の基本は
時間を稼ぐ「Buy the time」
といい
事故現場で早期に救命のための処置を施す事で時間の余裕を獲得し、現場からの搬送には緊急度に応じた時間差をつけることで病院で行う処置にしっかりと持ち込むようにするものになっています。
医療従事者の目線ですと梨泰院での事故では応急処置とトリアージをしっかりと割り振れていれば救える命があったのではないかと考えてしまいます。
基本的に100人を超す様な重傷者が多発した場合病院はパンクしてしまいますので、配送の手配と重症度の振り分け(トリアージ)が非常に重要になってくるのです。
山と溪谷社 レスキュー・ハンドブック
こちらの本はビニールカバーが付属しているのでファーストエイドキットの中や車に置いておくといった事ができます。
専門的な用語が少なく、絵も多いのでわかりやすく書かれています
さらに毒を持つクラゲや蜂の対処法、肩の脱臼や川に流された場合、川遊びや登山の際の危険箇所など
事故が起こる前に回避できるような知識も豊富に載っています。
小さなお子さんとアウトドアをする予定がある方は是非とも一読する価値のある本だと思います。
(株)ホビージャパン 戦闘外傷救護
先ほどのレスキュー・ハンドブックに比べて
外傷(出血、脱臼、骨折など)についてかなり詳しく載っています
特に交通事故などで大動脈を損傷した場合等は数分で死に至ります。
そのため、どの様な止血法をすべきなのかを瞬時に判断する必要があるのです
日常的なレベルで遭遇する機会はほぼないようなレベルの応急処置の内容ですが、医学的根拠に基づきしっかりと理由まで記載してあるためイラストの可愛さとは違い専門書に近い様なレベルになっています。
私は趣味として射撃を嗜んでいるので、一般の方よりも銃による事故に遭遇する可能性が高いため非常に勉強になります。
いかがでしたでしょうか?
いざ事故や災害に直面した場合、頼れるのは自分だけです。
何かあった場合に備えておくというのは、自分だけでなく周りの人達を助けることが出来る可能性が大きく上がります
知識の1つとしてこれらの本を読んでみる事で、救える命があるかもしれません。
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