見出し画像

なんとなく、なんとなく

「売られた喧嘩は買え」
「警察の世話にはなるな」

亡き父のことを思い出してました。
教えは、きっと言葉にするとこの2つ。
ふと、そんな事を思いました。

この2つだけだから割と守って生きているかと。
余り喧嘩を売られる場面には遭遇してないけど、相手が対立モードなら買う以外の選択肢は持ってない。

警察には、紛失届とか落とし物を届けたりとか、あと父が亡くなった時に一時的に安置してもらったかな。お世話になった記憶はそのくらい。

幼い頃から言い争いの絶えない家で、ずっと「どうして離婚しないんだろう」と思ってた。見えない何かで結果的に支え合ってたのかな。
泣く母を見ては心苦しくなり、父に対しては余り良い印象はなかったけど。

父に何かを望んだ事はなく、頼み事の類も記憶にない。相手をしてもらった記憶もなく、家族旅行も一度きり。いい思い出はない。

父は、私が成人するまで「家に居ない人」、成人してからは「家に居て何もしない人」。口は出さないから好きなようにしろってタイプだった。

そんな父を、亡くなってからあてにするのも可笑しな話だけど、見守ってくれてるなら、私の人生を変えるチカラを(どんな形でもいいから)くれ!と切に思います。
自分のことで父をあてにするのは、後にも先にもこれ以外ないと思います。あとは母をちゃんと見守っててくれればいい。

だから、お願い。
お父さん、助けて。

なんとなく、ただなんとなく馳せました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?