「脳を鍛えたければ運動をしろ」~BDNFを知ることで変わる世界観~
こんにちは。学生の町川成斗です。
僕の地元はいわゆる田舎なのですが、自然豊かで大好きです!笑
でも就職は都会へ行く予定なので、離れるのが寂しい気持ちでいっぱいですね。涙
まぁ自分で決めたことなので、悔いなく生きるのみです!!
前置きはここら辺りにして……
今日は、「BDNF」について!
え? 知らない? まじっすか? すみません、僕も知りませんでした。笑
今回の1つのキーワードである「運動」
「運動」をリハ場面で想像すると、「歩行」がメインとなりますね。
皆さん、「歩く」重要さを考えたことがありますか?
歩行訓練を行うことで得られることはたくさんです!
そこで今回は、「歩行」を振り返りながら「運動」と「BDNF」との関係性について説明していけたらなと思います。
~目次~
⑴二足歩行に至るまでの歴史
⑵歩行と記憶の関係性
⑶BDNF(脳由来神経栄養因子)
⑷有酸素運動最強説
⑸まとめ
⑴二足歩行に至るまでの歴史
人がどのように歩行の歴史を辿ってきたかについてみて行きます。
現在の研究データとして、約400年前に二足歩行を獲得し、約370年前には直立歩行を獲得したと足部の形状から推測されていたとあります。
へぇ~~って感じですね(笑)
進化の過程から考えると、”四足歩行から二足歩行への変化には何が影響していたか”というのが凄く気になる所ですよね。
正直、たくさん報告があるのですが、、、
その中でも有力だと考えるのは、
狩猟時、四足歩行より二足歩行の方が長時間追いかけられるため、効率が良いこと。
何かを運ぶ時に四足歩行だと一回に運べる量は限られていますが、二足歩行だと四足歩行よりも圧倒的に効率が良いこと。
つまり…
すみません、簡単に言いすぎました。笑
二足歩行を獲得した理由として、洗脳させた要素があると考えます。
それが、上記で述べたことから考えると、
狩猟採集時代は食料は希少であり、食料を保存する知識も技術もないです。
そのため長距離移動では、エネルギーの節約が求められ、必要最小限のエネルギーコストでの歩行様式が選択され、現在の形へと進化したと考えられます。
余談なのですが、一般成人の1日当たりの歩数を知っていますか??
平均で6000~7000歩の間と言われています。
まぁ、加齢に伴い減少はしますし、何歩歩いたらいいかと聞かれると何とも答えづらい所なんですけどね。笑
結局、歩くことは生きるために必須であるということであり、僕達リハ職は「歩行」という中に意味を持っておかなくてなりません。
リハビリとして、歩行訓練は良いよとか、もう皆知っています。
もし、何気なく歩行訓練をしている人が居るなら絶対に意味を持つべきです。
絶対の絶対のぜーーーーーーーったいに!!
⑵歩行と記憶の関係性
臨床場面を想像してみて下さい。
寝たきりの方ほど、認知症が進んでいる気がしませんか?
様々な研究がなされている中で以下のような報告があります。
運動習慣が日頃から高い人に比べて低い人で、認知機能の低下がある。
歩行速度は、記憶力に関係ある。
これは、歩行速度が遅い群では早期に認知機能が低下する傾向にあり、早い群では記憶力が良いという結果でした。
つまり、歩行速度を早く保つことは、認知機能への予防的介入であると言えるでしょう。
ここで考えて頂きたいのは、脳の働きを活性化する物質とは一体、何なのでしょうか?
おっと、その前に大前提に知って置いて欲しいことを伝えときますね。
高齢者の記憶力低下と言えば、皆さんご存じの「海馬」が関係しています。
「海馬」とは、大脳辺縁系の一部であり、脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官です。
また、高齢者やアルツハイマー型認知症患者では、大脳皮質や海馬で脳血流の低下がみられます。
どういうことかというと、
”脳の働きを担う神経細胞は、血流不足にとても弱く、再生能力も低いため、正しく働くためには、十分な血液が流れている必要がある”ということです。
アセチルコリン神経が大脳皮質や海馬へと関与するとされており、これを活性化させることで、脳へ行くアセチルコリンが増え、生理学的機能により、脳の血管が拡張され、血流の改善が見られたという報告もあります。
んんーーー。。。難しいです。笑
もう簡潔に伝えます!!
上記をまとめると…
はい、もう簡単です。笑
アセチルコリンが…みたいな話もしてきたのですが、結局の話、歩行の何が影響しているのか??
では、見て行きましょう。
⑶BDNF(脳由来神経栄養因子)
この単語がずっと伝えたくて×2うずうずしていました!笑
意味わからない単語がいきなりきたと思いましたよね。
上記で述べてきた歩行の何が記憶へと影響しているかというのがこのBDNF(脳由来神経栄養因子)です。
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