吐き気とか寒気とか痛みとか【後編】
人生初の手術が不安なので、体にどんなことが起こるのか事前に予習して備えることにした。
見通しをもつことで少しでも安心したかったがための対策だったが、「漠とした不安」が「具体化された不安」に変わるだけという結果になった。
具体化された不安はこちら↓
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①手術前日の下剤
②剃毛
③お臍のそうじ
④麻酔が切れたあとの吐き気、寒気
⑤お小水の管
⑥術後の痛み
⑦術後お腹はどうなってるか
⑧術後心身のしんどさ具合
⑨硬膜外麻酔
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これらが実際にはどんなだったか。
体験談を書き留めます。
【前編】はこちらです↓
④麻酔が切れたあとの吐き気、寒気
⑨硬膜外麻酔
吐きたくなるほどの吐き気だったら怖いなぁ、
寒気というのは高熱が出るときみたいなやつだろうか嫌だなぁ、
硬膜外麻酔は背中に針を刺すらしいけど、背中は他の部位より肉薄いし痛くないのかなぁ、と思っていました。
怖いなぁと思ってましたが、私が手術してもらった病院では硬膜外麻酔使わず。
麻酔後の吐き気、寒気はともに全くなし。
という結果でした。
⑤お小水の管
経験したことのある知人が「管が入っている違和感が嫌で、早く抜いて欲しい一心で歩行練習に精を出した」と言っていたので、(尿道にあんな管を入れることが本当に可能なのかという疑問も含めて)やだなぁと思っていた。
けれども、私は何にも違和感なしでした。
本当に入ってる?くらい何にもなし。
管を抜くときは、看護師さんの言う通り
・体の力を抜く
・合図に合わせて、フーっと息を吐く
をしたら、痛みも何もなく体から出ていきました。
⑥術後の痛み
やはり痛みはシンプルに怖い。
体験談でも、痛くて辛かったというのは複数あった。
他の方々と同じく私も、手術直後は痛みがしんどかったら自分でボタンを押すと痛み止めが体内に入るシステムになっていました(ボタンを押さずとも一定量は流れていたのかな?)。
私が感じたのはおなか全体が鈍く痛むなぁ…という類の痛みで、麻酔でまだボンヤリしつつも (あ。これくらいなら平気だわ) とホッとしました。
手術翌日までは気づくと眠っていて記憶がほぼないので、そのせいもあるのかも。
結果、ボタンは一度も押さなくて大丈夫でした。
手術翌日からは、錠剤で痛み止めの処方がありました。
歩行時に加えて、寝返りを打ったり起き上がったりと動いたときにはやはりズンと響く痛みがありましたが、じっとしていれば痛みなし。
歩いたりシャワーしたりする分にはなんとなかなる程度の痛みでした。
⑦術後お腹はどうなっているか
腹腔鏡手術の場合、傷跡がとても小さいということは、ネットに出ていたイラストで知っていました。
体験談をあげてくださっている方の中に、術後数日では傷がどうなっているか、ご自分の状態を動画で見せてくださっている方々がいました。
これを事前に見ていて良かった(個人の感想です)。
お臍部分の傷跡が手術直後はなかなかな感じで、
自分のお臍が初見だったら確実に ひぃぃぃぃぃぃぃぃ_:(´ཀ`」 ∠):_と怖くなって、(本当にこれ大丈夫なの…私のお臍は今どうなってしまっとるん…怖…)とハラハラしたと思う。
どんな感じになるのか知ってはいても、自分のお臍の手術跡を実際に見たときは うおっ!!となったし、 (私のお臍はどうなってしまっとるん…怖… )と思いましたが、一方で (そうそう、こうなる。知ってた)たも思えたので、心の平和は守れました。
⑧術後心身のしんどさ具合
どれくらいのしんどさの中、歩いたりシャワーしたりする羽目になるんだろうか。
体験談によると、発熱したり、体が辛かったり、食欲がなく食事が取れなかったりする方もいると言う。
順調な経過で予定通り退院できるだろうか。
幸いなことに術後の経過は順調で、全て入院診療計画書の目標通りに進みました。
おなかの傷のほか、左肩にも痛みはあった(おなかを膨らませる炭酸ガスの影響)けど、痛み止めを飲めばあまり気にならなかった。
看護師さんや麻酔科医の話によると、歩いたりシャワーしたりすると、ガスによる痛みが楽になっていくとのこと。
術後の歩行練習やシャワーは、この言葉を信じて頑張った面もありました。
あと、温めると少し楽になるからとのことで、看護師さんがアイスノンのあったかい版みたいなものを持ってきてくれたので、それもありがたかったです。
食欲は、食事再開時からめちゃくちゃあった。
おなか空いた…早くごはん食べたい…と毎食待ち遠しかったです。
熱は最高で37.5℃まで出ましたが、術後にそのくらいの熱が出るのはよくあるとのことで、問題なしでした。
痛みとか吐き気とか術後の経過とかは、もうほんと人によると思うので、私がこうだったから他の人もきっと同じということはありませんが、こういうケースもあるんだなぁということでもしも参考になりましたら幸いです。