ジブンゴト化し、考え続けること~新渡戸文化学園から学ぶ~
【ジブンゴト化し、考え続けること】
新渡戸文化学園 で生徒たちが企画した「戦争について考えるプロジェクト」に参加する機会をいただきました。
ある日、山藤旅聞さんからご連絡をいただき、「生徒が企画する戦争について考えるプロジェクトに出席して、議員の視点でフィードバックが欲しい」というお声がけでした。
この企画を作った生徒さんの最初のきっかけは、軍艦プラモデルを作るのが好きというところから、スタートされていて、その後、軍艦に乗っていた語り部の西崎さんの本やご本人との出会いがあり、それをきっかけに全校のみんなで戦争を考えるプロジェクト企画し、立ち上げ。
西崎さんはプロジェクトでお話された数ヶ月後に亡くなられ、親族の方から企画を担当していたその高校生は「ぜひお別れに来てほしい」と呼ばれたエピソード。葬儀から帰ってきた時に「魂を引き継ごう」と決意したというお話を聞いて、これはもう必ず参加したいと思ったのでした。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/senseki/article_35.html
私は基礎自治体議員で、国防や外交などは素人でしかなく、きっと当日参加する中高生と同じ状況。(しかも昨日は、よりによって参院選公示1日目なので、国会議員の方々にはお願いも出来ず…)
私にできる限りをと思って、ウクライナ交流センターを運営されている浮世満理子さんにご相談をし、ウクライナから日本へ来られた避難民の方にもお越しいただきました。
97歳の語り部の西倉さんの鬼気迫るシベリア抑留の過酷な労働や生活の話、恵泉女学園大学で教鞭を取られている元戦場カメラマンの桃井先生の大変分かりやすい「なぜ、ウクライナ侵攻が起きたのか」という話、平和映画祭で賞をとった大学生飛川さんの映像と考え続けなれば私たちはならないという熱いお話、そしてウクライナの避難民Alex Tanasienkoさんのダイアリー形式で戦争が始まる数日前と始まった後の数日後を脳内でイメージさせるお話 など、心を強く突き動かされる時間になりました。
お話を聞いて強く思ったのは、
です。
ジブンゴト化するために、まずは知るということ。
知った先に、考えながら行動してみるということ。
行動に関しては、浮世さんが企画されているウクライナ交流センターの活動に参加してみるということや、日本に来られている避難民の方々とつながり、自分たちでも小さなことで支援につながっていくのだということも改めてお伝えさせてもらいました。
新渡戸が一貫しているのは、「子どもたちが主体的に取り組んでいるかどうか?」彼らがやりたい、実現したいと思ったことを、一人一人の取り組みを全力で応援している先生方に、私はいつも心を動かされます。
世の中から「戦争はどうしたらなくなるのか?」ということを、考えることを放棄せず、考え続け、足元で出来ることがやっていく、そういうことを一個一個積み重ねていきたいと、強く感じた時間になりました。
巷では、参議院選挙がスタートしています。まさに、国政は国防や外交を担い、議論する場です。どの候補者や政党が、ご自身のお考えとより近いのか?しっかり見定めて、投票できるといいですね。
私もしっかり吟味して、投票したいと思います。
△こういったサイトなども参考になりますね!