ミルクシェイクのメニューが300種類!
これはいわゆる冷夏なのか?!
驚くことに、気づけば6月が終わろうとしています。以前の記事にも書いたように、5月から10月頃まで、摂氏40度前後の熱波が定期的にやってくるのが、いつものサクラメントの夏。体が慣れていないせいもあってか、私にとっては、毎年6月が一番きついのです。それが今年は、どうも様子が違い、未だかつてないほど過ごしやすいまま、6月も終盤を迎えています。カリフォルニアにしては珍しく、午前中はどんよ~りした空模様のことも多く、午後には太陽が出るものの、気温もそこまで上がらず冷房いらず。夜も窓を開けて寝れば快適で、深夜を過ぎれば肌寒くさえ感じるほど。
これは、いわゆる冷夏なのでしょうか?
何であっても、今の状態が続くだけ続いてほしいと願って約1ヶ月が経ちますが、さすがにそろそろのようで、数日後にはThree digits(華氏100度越え)という天気予報が出ています。致し方ありませんが、ここまでか…
アメリカの夏の食べ物といったら
アメリカの夏といったらバーベキューですが、私がスーパーに買い物に行って「夏だなぁ」と感じるのは、トウモロコシとスイカですね。広大なトウモロコシ畑のおかげか、ここでは夏のトウモロコシは、1個30セントくらいまで値下がりします。サイズは大きいし、おいしいし、調理も楽で重宝します。
スイカにしても、お店によっては1ポンドあたり30セントくらいまで下がるので、1キロあたり60セントってことになります。むしろ、小ぶりのスイカを見つける方が難しいくらいのサイズなので、1玉買うと冷蔵庫はかなり占領されることにはなりますが、夏の楽しみのひとつです。
他には、アイスクリームやボバティー(タピオカティー)のような冷たいデザート屋さんは、かき入れ時。ボバティー人気に関しては、日本もアメリカも同じようですが、日本にはなくてアメリカには豊富にある、冷たいデザートと言ったら「ミルクシェイク」でしょう。
何を隠そう、ミルクシェイクは1885年のアメリカ生まれ。基本的にアイスクリームと牛乳に、甘いフレイバーのシロップやフルーツなどを入れてブレンドした、冷たくて甘い飲み物。そういえば、日本語では「ミルクセーキ」と言いますね。なんだか「ミルクセーキ」と言うと、昔ながらの全く別物の飲み物のような印象がありましたが、なんてことはない英語の「Milkshake」のことだったのですね。日本でミルクシェイクを飲もうとしたら、ハンバーガー系のファーストフードか、デニーズのようなアメリカ発のファミレスになるのでしょう。
一方アメリカでは、ハンバーガーがあるところにはミルクシェイクあり。ファーストフードはもちろん、Dinnerでもファミレスでも、ステーキハウスでも。「アメリカの食べ物は?」と聞かれたら「ハンバーガー」と答える人も多いと思いますが、そのハンバーガーとセットになる飲み物ポジションがミルクシェイクなんですね。ハンバーガー、フライドポテト、ミルクシェイクがアメリカンフードの三種の神器的存在なのかも。まぁ実際には、ミルクシェイクではなく、コーラなどの炭酸飲料を飲む人の方が多いとは思いますが、アメリカ人のミルクシェイク愛は、ひしひしと感じるものです。
アメリカで人気のミルクシェイクの味は?
日本と同じで、アメリカでもミルクシェイクの基本のフレイバーはバニラ、チョコレート、ストロベリー。ちょっと違うのが、そこにOREOが加わることでしょうか。そして更に、季節に応じて、シャムロック(ミント)、パンプキンスパイスなどの限定フレイバーが登場します。
ネット上には、「アメリカの州ごとの人気のミルクシェイクフレイバー」なんていうサイトもあるんですよ。ちなみに、某サイトによると、私が住むカリフォルニア州の人気No.1はストロベリーとなっています。
ちょっと注目したいのが、何かと流行の先端をいくニューヨークの人気フレイバーが「パイナップル」であるという点です。意外に感じますが、そういえば最近、季節限定のMilkshakeフレイバーを売りにしているファーストフードがパイナップルシェイクを新発売したCMを見ましたっけ。
次に来る、または今来ているのは、パイナップル味のシェイクなのかも。
地元のミルクシェイク人気店に行ってきました!
「Noteネタにしたい!」を理由に、先日旦那さんと家から車で10分ほどの隣町にある、ミルクシェイクが人気のファーストフード店へ行ってきました。その名は「Taylor's」(タイトル上の写真のお店)。ハンバーガーやフライドポテトなどの食べ物もあるお店ですが、一番人気は何と言ってもミルクシェイク。なんと300種類ものフレイバーがあるのです!行列必須のようで、私たちが行った時も列はお店の外まで伸びていました。店内へ入るドアの横には人気の100フレイバーのリストがあるので、それを眺めながらどれにしようか考えながら待つことに。👇👇👇
ちなみに店内に入るとすぐに、全300種類のフレイバーのリストもあって、悩み出したらキリがない。今回は、とにかく変わったフレイバーを試すことが目的だったので「これは一体何なんだ?」というものに絞っていきました。
ちなみに、純粋に「おいしそう!」と惹かれたものは「カプチーノ」「ピスタチオ」「ブラッドオレンジ」あたり。一緒に行った旦那さんは「それでも十分に珍しいフレイバーなんじゃないの?」と言っていましたが、私としては「いやいや、もっとすごいものを」てなわけでして。
とはいえ、悩みだしたらキリがないし、カウンターのお兄さんに「これは何が入っているの?」と聞き出したら、これまたキリがなさそうなので、あえて名前から想像が全くつかないものを、中身を聞かずにトライする作戦に出ることにしました。
さて、私がオーダーしたシェイクはというと…
「Area 51」
「なんじゃそれ?」でしょ(笑)? 私がこれをオーダーしたことに、とりあえず旦那さんはびっくりしていました。「Area 51」というのは、ネバダ州にある空軍基地の管理区域で、宇宙人とコンタクトをしているとか、墜落したUFOと宇宙人が収容されているとか、何かと宇宙人に関するうわさがある区域のことです。その程度は知っていましたが、それがシェイクになると、果たしてどうなるのかはNo idea。思い切ってオーダーすると、オーダーを受けてくれたお兄さんは笑顔で「これはいいヤツだよ。ちょっとすっぱいけどね!」だって。ふむ、すっぱい?
そして、親切にも「何が入っているか知りたい?」と聞いてくれたのです。一瞬迷いましたが、聞いても心変わりをしないことを自分自身に誓った上で、中身を教えてもらうことにしました。
主な中身は「バニラアイス、グリーンアップル、キウイ、Warhead」とのこと。その時点で、私はWarheadが何なのか分かりませんでしたが、旦那さんの反応から見るとちょっと「え~!?」的なものらしい。後で聞いてみるとWarheadと言うのは、超すっぱいキャンディの名前とのことでした。
なるほど、なるほど、それですっぱいと言ったのですね。
でも、なんでそれがArea 51なのかは不明ですね。ま、いっか。
そして、出てきたミルクシェイクがこちら👇👇👇
気付きましたか?
半透明の蓋に透かして、何か得体のしれない物体が見えますよね。
これが「Area 51」の正体か?!
蓋を開けてみると👇👇👇
謎の物体の正体は、カラフルなシリアルのトッピングでした。
気になる味はというと、確かに酸味はありますが、キャンディからの酸っぱさというよりはグリーンアップルの酸味かな?という感じ。それよりも気になったのが、本体にシリアルの味がすることでした。よーく見るとトッピングに使われたシリアルもブレンドされているようです。ちなみに、私たちの後にママさんと一緒に来店していた5歳くらいの少年も、私と同じ「Area 51」を選んだみたいでした。商品を手にすると、いち早く蓋をはずしてスプーンでトッピングのシリアルを食べていましたからね。
とにかく、一番得体の知れないものにトライするという目的は達成されたので満足です。味的には、やっぱりブラッドオレンジとかが気になりますが、またの機会にしましょう。
他に「得体が知れない」と言う点で気になったのは「Worms & Dart」。訳すと「いも虫と土」。でも、実はこれは想像がつきます。WormsはSour wormsという名前のにょろにょろ型の酸っぱいグミで、Dartは砕いたOREOクッキーかなにかがでしょう。
想像がつかなかったのは「Kindergarten」。「幼稚園」とは一体何の味?
家に帰ってからTalor'sのウェブサイトで確認すると、バニラ味のシェイクに動物型のクッキーがトッピングされているそうです。いろいろと考えるものですね。
Snicker'sのようなキャンディーバー系も結構ありました。甘すぎるというリスクは大いにありますが、基本的にどれを選んでも飲めないといようなことはないような気がしますね。なにより、300種類の中から「どれにしようかな~」と悩むのが楽しい。昔からアイスクリーム屋さんに行っても「どうしよう?」と悩むのが楽しみのうちと考えている私にとっては、とにかく楽しいひと時でした。
そうだ、店内にこんなことが書かれたサインがぶら下がっていましたよ。
Don't worry, all of our milkshakes are under 5,000 kcal !
「当店のミルクシェイクは、どれも5000キロカロリー以下なので
ご心配なく!」
って…
いやいや、そうチョクチョクは行けませんね。
300のメニューから選んだフレイバーは?