1月26日(2007年)あべちゃんその4
天皇杯と高校選手権が終ってしまったこの時期は、私は毎年サッカーの冬眠期間です。そして、次のシーズンの日程が発表になる頃から徐々に目が覚めてきます。
しかし、2007年は違いました。
この日のちょっと前、埼玉新聞に載った「阿部勇樹浦和レッズに移籍」というニュースにいきなり飛び起きてしまいました。
あべちゃんはずっと前から知っていました。アテネオリンピックの頃には「アベッカム」と称されていましたし、レッズとの対戦には憎いような活躍をしてくれました。
その阿部勇樹がレッズに来る!!
という信じられない知らせに冬眠からすっかり目が覚めてしまいました。
まだ若く、これからサッカー人生の絶頂期を迎えるであろうその時期を浦和レッズで過ごしてくれることに興奮してしてしまいました。
そして迎えた、この日の入団会見。
「相当の決意をもってここに来た」という言葉。
何が彼に決意させたか、今でも具体的には知りませんが、強い覚悟を持って浦和に来てくれたことはよくわかりました。
それから現在まで、あべちゃんが浦和をどんなに愛してくれるようになったのか、考えると涙が出そうです。イングランドのレスター退団時にはプレミアリーグのチームからのオファーもあった中で浦和に戻ってくれたということも知りました。
レッズの何があべちゃんを惹きつけるのか、私達にそんな価値のある気概を持っているのか、悩みます。
ただ言えるのは、阿部ちゃんに負けないくらい浦和レッズを愛しているということぐらいでしょう。
そして、浦和レッズに来てくれ、長い間一緒に戦ってくれたあべちゃんには感謝しかありません。