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思い出し怒りの話

過去の嫌なことを思い出して怒りを再燃させることを思い出し怒りって言うらしい。この言葉を聞いた時、私の母のことだと思った。

私の母は私の父の家、つまり義実家と折り合いが悪かった。母からの話を聞いた感じだと義実家の方に問題がありそうだ。例えば、私が産まれてすぐの時に姑(私からしたら祖母だけど)が産まれたての私を見て「色が黒い」だの「可愛くない」だのすごく失礼なことを言ったらしい。それに母が義実家で同居してた時も散々、姑と小姑からいびられたそうだ。母はこのことを思い出すと私にあの時はどうだった・あの時はこうだったと話してくるが、私はそれを聞いてどうすればいいのだろうといつも思う。母は本当に辛い目に遭ったと思う。母は実の母を小さい頃に亡くしてるし、相談出来なくて心細かっただろう。しかしそれを何十回も聞かされてる私の身にもなって欲しい。もう聞き飽きた。私はカウンセラーじゃない。それに母はわざわざ思い出して自分の怒りを再燃させてるように思える。わざわざ怒りを思い出して自分を傷つけているように思えるのだ。

多分だけど、人間は心の中に怒りの火種を持ってるんだと思う。怒りの火種は木をくべたり酸素を送り込まなければ大きな火にならない。でも母は木をくべて酸素を送り込んで、火を大きくして自分の身を焼いているんだと思う。

お母さんへ

もう自分を傷つけなくていいんじゃない?


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