いちばん好きな絵本はなんですか?
こんにちは! 作文のまちか先生です。昨日我が家で盛り上がった話題、それが「いちばん好きな絵本はなに?」でした。
きっかけは、わたしがファミリーライブラリーの整頓をしながら、近くにいた娘にこちゃんに話しかけたこと。「ママ、この絵本がいちばん好きなんだよね。にこちゃんもいちばん好きな絵本ってある?」即答で返ってきて、お互いの好きなことでめちゃめちゃ話し倒して、すっごく楽しかったの。
知らなかった一面にわくわくした。
身近にいる家族でもそうなんだなって。
バイトや学校から帰ってきたれいくん&いっちゃんにもこの話題を振り、みんなで絵本を片手に思い入れとか思い出とかおしゃべりして夜更かししちゃった。
あなたのいちばん好きな絵本はなんですか?
ぜひ教えてください♡
はーい!トップバッターはママです!
レオ=レオニさんの絵本、「シオドアとものいうきのこ」がぶっちぎりで大好き。「スイミー」の作者だよっていうとみんな知ってるかも。絵も好き。っていうか、もはやアートじゃない?(ここで子ども達から「そういや飾ってたことあるね」とツッコミが入る)
シオドアはねずみなんだけど、偉くなるふりができるきっかけを見つけちゃって。というか、周囲を見返したかったんだよね、だから利用した。引っ込みがつかなくなってからの目に生気がないのもリアルだなぁって。
青いきのこ、ってなんだろうね。真実のきのことして利用していたら、そのきのこに真の姿を暴かれるって、すごい皮肉だけどあるあるだなって。青ってさ、国際連合の旗の色にもなってて、たしか信頼&権威の象徴色って聞いたことあるんよ。だからこんなに鮮やかなブルーなのかなって、最初に見たとき思ったなあ。
ママ、屋号をどうするか考えてたとき、「クィルプ」にしようかなって思ってたくらいなんだよね。(全員爆笑)ちょっと不思議で戒めにもなる、呪文みたいだなって思うんだー。
大学生れいくんが大好きなのは「こんとあき」
えー!意外ー! わたしもそう思ったけど、妹達からそう声が上がってました。「小さい頃にはまってた本は、正直あんま覚えとらんくてさ。今読み返してみて、いいなぁと思うのが、こんとあきかな」
「しょうぼうじどうしゃじぷた、1日何十回も読んで読んでって読まされてたママですよ」「覚えてねぇ」「読んでって言われるたび、家事の手が止まるから、ママじぷた暗唱したんよね。読まずにペラペラと」「マメなんだか適当なんだか分かんねぇなお母さんは」「それがママクオリティwwwww(娘達からのツッコミ)」
こんとあき、一緒なら頑張れるってところが好きなんだって。周囲から見たらあきちゃんは一人で頑張っているにすぎないかもしれないけれど、心の中で、こんはちゃんと生きてるから。一緒にお風呂に入ってるとこもいいよな、って同感~!初めて一人で電車やバスに乗ってお出かけしたあの日のドキドキがよみがえります。
高校生いっちゃんが大好きなのは「おいもをどうぞ」
これは、いっちゃんが小1のとき「読書感想文」を書いた絵本でもあります。分け合うこと、優しさでつながること、そこが好きなんだって当時6才ながら自分の言葉で一生懸命書いていたのを覚えています。大好きなお友達と分けっこした思い出とかもまじえてくれて、すてきな読書感想文でした。
今でも大好き、って聞いて嬉しくなってしまったわたしでした。あれから10年経って、”奪い合い”ともいえる社会で揉まれて疲れて、たくさん悩んだいっちゃん。「自分が大切にしたい人たちとは優しい気持ちでつながっていたい」と言います。
そんないっちゃんの口癖は「優しい世界」。たとえばわたしが、「今日こんないいことがあったの」って報告すると「よかったね、優しい世界~!」、おうちのなかでみんなが手を貸す状況でも「うーん、優しい世界…」。いっちゃんがいつまでも優しい世界と笑顔で呟けますようにって、わたしは親として社会人としてそう思うのでした。
小学生にこちゃんが大好きなのは「くまのコールテンくん」
これには、わたしも兄れいくんも姉いっちゃんも、ちょっとびっくり! ここでコールテンくんが出てくるとは思わなかったんです。でもみんなが大好きな絵本。「いいよね!!!」と全員テンション上がっちゃいました。
デパートでの展開で、読んでいて心がキュッとなるさみしさも、「~~したいと思ってたんだ!」と言っちゃうコールテンくんのポジティブさも、少し不思議でうんとドキドキする日常にある大冒険も、大好き。女の子との出会うシーン、迎え入れられるシーン、あああよかった!よかったね!って何度読んでもそのたびにそう思うの。
小さい頃からぬいぐるみが大好きなにこちゃん。お人形より動物のぬいぐるみがお気に入りで、おうちのペットのお世話も熱心だったよね、となつかしく振り返るママなのでした。そして今、にこちゃんは手芸が趣味なんだけど、「コールテンくん作ろうかなと思う。思い出したら作りたくなっちゃった」だって。すてきー!とってもとっても楽しみです。
子ども達と話して楽しかったので、作文教室サードプレイス講師陣にも聞いてみました!
あーーー1歳半ってこんな感じだったよね。愛しくもあり懐かしくもあり、イライラするやら脱力するやら、爆風のように過ぎていった日々を思い出しますね。いいなあ、いっさいはん。
作文教室サードプレイス講師陣が大好きな絵本、その2。読み進めていくうちに、「とりかえっこ」がなんのことか胸に迫るお話です。
いろんなことがどんどん出来るようになっていく子ども。子どもの目には身近な大人がなんでも出来るなんでも叶えてくれる魔法使いのように見えることもあるんじゃないかな。一方で大人は順当に年を重ね、出来ていたことが少しずつできなくなっていく。大人の目には若い人たちが放つ命のきらめきがとてもまぶしく見えたりするなって。
世代を超えて仲良しなふたりを見ていると、心が温かくなるのです。月並みな言葉かもしれないけれど、絵本っていいな。100の難しい言葉で説明を重ねるより胸の奥にすっと届くシンプルな言葉が、読んで何年経っても支えてくれたりするんだよね。
みなさんのいちばん好きな絵本はなんですか?
ぜひ教えてください♡