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「自分なりの枕草子」やってみた

ここ数日、「自分なりの枕草子」というタイトルのnote記事がホームに複数個流れてくるようになり、目にとまりました。読んでみるとどれもとっても面白くて。初めに書いたのは、三毛田さんです。

春は8時。時ほころぶ。重いコートを脱ぎ、軽やかに外に出れば道行く人の顔もなんだか明るい気がしてうれしくなる。いつもの満員電車に仲間入りした新顔に「頑張って」と心の中で声をかける。吊革につかまる自分の爪先を見て、わたしの重ねた一年を思う。お昼の予定は決まってる。今日何をするか頭の中で組み立ててた自分にハッとする。どうしようかなって思ってた自分が懐かしい。今日もお弁当を持って来たけど、新しいお店を開拓するのもいいかもしれない。誰かを誘って街に出てみよう。窓に映った自分がふわふわした顔してて思わず笑う。

夏は0時。夜薫る。溶けそうな暑さもやわらぎ、一息つける頃。コンビニへの夜散歩でアイスの買い食いするのも楽しい。夕方急いで洗って慌てて干した洗濯物もすっかり乾いていて、ありがたやーってお月様に手を合わせ、「いや違うか」って笑うのも楽しい。昼間あんなに鳴いていたセミも静か。ちゃんとしててえらいなあ。わたしもそろそろ寝なくちゃと思うのも楽しい。でもあと一口の涼が欲しくてこんな時間に缶ビールをプシュる自分も許してあげたい。ペットのために一日中つけっぱなしのエアコンだから、わたしがベランダに出入りするときだけが換気タイム。涼しい部屋でもふもふと寝るのは”こたつにミカン”レベルで幸せなのよ。

秋は14時。時実る。かさかさと乾いた風に、一休みの時が来たと思う。街中のディスプレイはハロウィン、ファストフード各店は月見メニュー。「ハロウィンって、記者ハンドブックではハロウィーンなんだけど」って言ったら、だっさwwwwwて笑われたなあと思い出したりする。月見メニューのせいで朝ごはんの目玉焼きでもお月様を感じるトレーニングになってる気がして面白い。お日様がいちばん高いところにいるときでも、ちょっと元気ない。わたしも疲れてる。お日様もお疲れさま。そろそろ休みましょう。

冬は17時。風冴える。そろそろと今日を終える仕度にむかう流れを感じる。時計の針はいつだって同じように動いているのにね。冷たい風に衿を寄せる仕草も好き。ああ、マスクのせいでメガネが曇る。メガネとマスクを外して、そっと息をつく。むせないことに安心して、思い切って深呼吸する。ひんやりとした空気を胸いっぱいに満たして気持ちいい。この時間はどこにいくんだろう。春は来ると知っているのに不安にさせられるのも悔しい。でも、永遠に続くように思える夜がけっこう優しいことも知っている。だからはやくおうちに帰ろうって思うんだ。

<あとがき>
た、たのしかったぁぁぁ! スーパーの店頭で「春は揚げ物」ってPOPを見かけた時くらい、わくわくしたこの企画。いえ、企画というより自然発生的に生まれた遊びで、たくさんの人が楽しんで書いてるのがとっても素敵で、もうこういうの大好きです♡ わたしがやっている作文教室でも子ども達に書いてもらいたいなあ。みなさんも書いてみてね!

三毛田さん、ありがとうございました♡

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まちか先生|作文講師・ライター
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