死の妄想 No.551
虫さんたち(彼らは全員国家公務員の黄色い保険証を携帯している)が朝一番のパプパプ体操を開始する。午前5時のマーメイドが夢(俺のやつはデエビゴのせいでつまんねーやつ)見る三半規管で爆音で鳴り響いて朝からmode:ghostにさせる時間(3時?4時?)から彼らは生殖に向けてあらゆる体操と声出しを開始している。彼らは幽霊にならないから ここをいつでも離脱できる。幽霊を感じないから、脳を下腹部に据えつけることだってできる。彼らの全身が脳であると少年時代錯覚していた俺の肉体ですら脳の一部に過ぎないと知ったのは19歳の時のことである。腰の動きと連動して、頭部からたおやかに伸びる触覚がセクシーに揺れ、早速通りすがりのスマイル・トレイン(西武鉄道が走らせているニコニコした顔のかわいらしい電車)が水色のショーツにシミを作ってしまった。これはいけない!今すぐ虫さん無数ペニスを擦り付けなければならない。でも電車の生殖器ってどこなんだろうなぁ?あいつらバージンやないぜ、多分撮り鉄ボーイズが隙を見て容赦なく腰を振っているのだ。彼らはAVしか知らないから、凄いぜ。
「白は忠誠のカラーだぜ」
まもなく俺のモーニング・ルーティンが開始される頃だと思ってポルノマシン(iPhoneSE)を点けるとまだAM4:22である。妄想脳イキオナニーをするつもりで目を閉じると、最近驚くほど眠れる🥳
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「どんな、どんな音たてとんのや」
「下痢やからこんな音やねん 知っててやっとるやろが、自分も、こんな、ケツめくれるやん」
「あかんっ!!ワシ、そういうの嫌いやねん。嫌やぁもう!こんなん、こんなん「「「愛し合う音」」」やない!
こんな、ミッキーマウスみたいなオナラして、何が「部活でしか会えんのは寂しい〜」やねん。抜かすなや!」
「ディズニーから離れろや!」
「ディズニーはセックス、せえへんやん!」
少年少女達の夢が終わる(稀に続行する)。詩の神によるドラフトは始まるのである。
ディズニー映画で同性愛をメインテーマとするものはいまだに現れていない。
私(わたくし)がスモール金玉を露出して、魔法の紫禁城に乗ってジャスミンを迎えに行く会
紫禁城の東側の後宮では、ちょうど今ぶーっと野太い、ブザーの音が一度だけ、鳴った。道光帝の、大和言葉でいうところの「おやつ」の時間の、ブザーである。道光帝は、甘いものをうっすらと好んでいるものの、恥じらいゆえかあまり口に出さないのである。それなので、厨房からぬるまになって運ばれてくるのは、この時期になっても相変わらず瓜と塩である。自分は質素の皇帝であると一度でも思い込み、一度はその通りに動いてしまったのがまずかった。戦場にいるつもりでおれなどと言いながら、大清皇帝でありながら米と羹だけの、古の漢民族みたいな飯を食い続けたのが良くなかった。皇帝は今、ライチを山ほど貪りたいのである。ライチを貪る自分が、ライチの皮の下に透き通ってあって、吸い込まれるとそのまま胃袋へ流し込まれていく、それを何回も繰り返すことを考える。あの高い天井が紫褐色の硬い皮だとして、自分はこの広間いっぱいに白く透き通って膨れ上がっている。自分が後宮をひょいと摘み上げ、広間の皮を剥いて、自分を口で吸い、そのまま胃に流し込む。そのことを広間に座って考える自分が、また膨れ上がり、後宮をつまみ上げた自分に吸われる。それの、永久の繰り返し、4000年かけた、繰り返しなのである…
帝は我に帰った 今のブザーは、おやつの時間だ。久々に茘枝を食いたくて、変わった夢を見た。
ふと自分の股間を注意すると、魔羅が大きくなっている。
道光帝はこの日、己に流れる血が中華の皇帝の血であることを強烈に思い知らされるのであった。