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ドラマ イグアナの娘🦎👑

萩尾望都の漫画を元にしたドラマ。かなーり昔だった模様。

漫画で読んだファンタジーの印象とは違い、現実に寄せた学園もの? っていうのか、結構恋愛が中心の話になっている。だけど、自分の顔がイグアナに見えるという、なかなか突飛な設定が、コンプレックスを抱えて悩む青少年という誰でも共感できる物語に着地していた。

菅野美穂演じる高校生の主人公とイグアナとして生まれてきた娘を憎み、いじめ抜く母(川島なお美)の、文字通り命懸けの戦い。

とは言っても、娘は母に愛されないことに深く悲しみながらも恨むことはない。私だったら、早々にぐれてしまうと思うが、彼女は死なずに生きていくことを誓っているのだった。どの回でも泣かずに見られなかった。

子供の頃の自殺未遂、やっとできた親友の死、恋のライバルからの嫌がらせをくぐり抜け、イグアナの娘が「生きてきてよかった」と、心から思える日までの苦しい日々。

事故死した母の死に顔がイグアナであったことに驚愕する娘。実は母は、ガラパゴス諸島で助けてくれた人間に恋をして、魔法使いに人間にしてもらったイグアナのお姫様だったのだ。

私は気付くのが遅すぎたが、これは「人魚姫」の話の変化形だったんだ。我知らず、この型の物語に惹かれることが多いようだ。なんでだろうな…

不思議と、母も娘も、イグアナに見えてくるから不思議だ。演技がうまいのか。

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