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子供の脳の発達~早期教育よりも大事な4つのポイント

皆さん、こんにちは。

今日は、子供の脳の発達で重要なことは何かについて書こうかと思います。

子供だけではなく、大人でも使えそうな知識をまとめてみましたので、判断力を上げたいという方にも活用できるかもしれません。

目次:
◆学習能力の向上に関与するファクターとは
◆ワーキングメモリーとは、役割・メカニズムについて
◆学習能力向上への対策

◆学習能力の向上に関与するファクターとは

世界の最新研究データを探ると、IQというのは、生まれつきの傾向が強いものの、その後の環境によって、7~12ポイントくらいは上がる可能性があるとされています。これ、平均が100前後だとすると、107~112くらいまで上がるということになり、結構な差です。

また、未就学児の研究データから、早期教育はあまり効果はなく、IQ向上やその後の学習能力の向上には、以下4つのファクターが大きく関与していることがわかっています。

◆児童のIQ向上や学習能力の向上を左右させるファクター
・自制心を鍛える
・ワーキングメモリーを鍛える(運動、DNBなど)
・オメガ3(イワシなどの油成分)を週1回以上摂取する
・指を使った遊びや行動をする

そう。早期教育は、意味あまりないんですね。私は、もうすぐ3歳になる娘がおりますが、「早く文字を覚えさせる」、「何でも早めに習い事をさせる」という方もおられますが、

このような論文を精査すると、「魚を週1回以上は食べさせ(もしくは、サプリなどを利用し)、外で体を使ったり、指を動かすパズルやピアノなどを少し触れて、自制心とワーキングメモリを鍛える!」というのが良さそう。

◆ワーキングメモリとは、役割・メカニズムについて

ワーキングメモリとは、情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念で、作業記憶、作動記憶とも呼ばれるものです。

ちなみに、IQが高い人というのは、このワーキングメモリが通常の人よりもかなり高いということがわかっています。

また、ワーキングメモリは、長期記憶にも深くかかわっており、パソコンにたとえるならCPUのスピードが速くなり、ハードディスクの容量が大きくなるイメージです。

画像:前頭前野の内容

※脳の前頭葉の部位である8野と46野がワーキングメモリにかかわる部位と言われています。

主な前頭前野の部位
10野(前頭極):論理や優先順位や効率的な作業を担う
8野・46野(ワーキングメモリー):会話の流れを作り、コミュニケーションをとる能力
44野(弁蓋部)
:共感やミラーニューロンが関連

ワーキングメモリを鍛えると、脳由来の神経栄養因子(BDNF)を増加させ、BDNFは、脳を成長させる肥料のようなもので、この肥料の働きによってニューロンの数が増えたり、樹状突起が伸びたり、シナプスが増えるのです。

その結果、脳が新しい機能を持ったり、学習や記憶の効率が上がる「長期増強」というメカニズムが起きる。つまり、頭がよくなるというからくり。

◆ワーキングメモリを鍛えるためには、

ワーキングメモリを鍛えることで、現時点で有効とされているのは、DNB(ドゥエルエヌバック)という方法と運動です。

ビタミンB群を取ることも効果的とのこと。

大人用には、DNBを鍛えるアプリが色々あります(メンタリストDaiGoさん監修のものも良い)が、子供用でもゲームでそのような知育グッズがあると良いですね。

ということで、子供の脳の発達で重要なことは、以下

まとめ
・運動やDNBゲームでワーキングメモリを鍛える
・ビタミンB群を取る(マルチビタミングミなどがおすすめ)
・青魚を食べる(オメガ3グミを取るのもおすすめ)
・自制心を鍛える(以前のブログ参照)

では、今日も一日素敵な一日を。

私が、娘にあげているマルチビタミングミやオメガ3グミも良いので、一応参考リンクのせておきます。

おすすめリンク:


参考文献:






嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。