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ポイントおさえて丁寧に 残念保湿3パターン

今日も1日がんばろう!と思えるご機嫌肌づくりを楽しむ こまち です。
明日の肌へつながる豆知識をお伝えします。

これまで、3回に分けて【ハンドケア商品】について書きました。

➤【ハンドケア商品】過去3回分は、以下のリンクよりご確認ください。

「手のプロが教える 薬局やネットで買える保湿アイテム」
「リピートしたくなるハンド&ネイルケア用品 ~さらっと仕上げ~」
「ネイリスト歴15年の私が愛してやまないハンドケア商品~濃厚しっとり仕上げ~]

乾燥対策に塗っているせっかくのハンドクリーム、「残念な使いかた」になっていませんか?
道具を最大限にいかすには、使いかたを知ることが近道です。

ポイントをおさえた丁寧な保湿で、しっとり手肌をめざしましょう。

【パターン①】 指先の塗りムラ


指先=手作業する上で常に外部刺激を受けやすい箇所ですよね。

  • 物をつかむ

  • 筆記、PC・スマホ操作

  • 料理

  • 食器洗い、洗濯、掃除

  • 洗髪 など

これらの摩擦・静電気・水分などの刺激により乾燥、ゴワツキやささくれといった悩みのタネにも。
手の甲・手のひらだけでなく、指先の細部までしっかり塗れていますか?

▶対策:道具を活用

ぜひ、細かい箇所にも塗りやすいスポイトタイプの保湿剤を使いましょう。

■CHECK■乾燥が多くみられる箇所


 ①爪の裏側~指の先端 (ハイポニキウム~末節付近)
 ②短い爪のかたは、爪の角が皮膚にあたる箇所 (ストレスポイント付近)
 ③ささくれができやすい箇所 (サイドウォール、キューティクル付近)



とくに、爪の裏側にある「ハイポニキウム」とよばれる部分は、指と爪の間に菌などが侵入するのを防いでくれる役割があり、そこが乾燥するとバリア機能が働きにくい状態になります。

ピンポイントで塗りにくい箇所の為、保湿を忘れがちですが、【スポイトタイプ】の商品が比較的使いやすいです。

上図のように、ハイポニキウムから塗布することで、ストレスポイント、サイドウォールやキューティクル辺りにまで滴がいきわたり、一連の流れで保湿できますよ。

【注意】
ハイポニキウムに保湿剤が「たまり」のように余った状態だと、よけいに乾燥をひきおこす原因となります。たまりをつくらずにしっかりと馴染ませてくださね。

【パターン②】ハンドクリームの量が少ない


少量だと、手指細部までいきわたらず「保湿している(つもりな)のに乾燥する」というストレスにもなりかねません。
また、全体に伸ばす際に摩擦がおき、シミシワの要因にも。

▶対策:塗布量を見直す

たっぷりの量を使って、指先までしっかりクリームを伸ばして馴染ませましょう。

チューブタイプのクリームだと、3cmていど。人差し指の先端から第一関節ぐらいを目安にするとわかりやすいですよ。
お使いのアイテムによって量は調整してみてください。

1本ずつ、指の根本から指先に向かって伸ばすと良いでしょう。

【パターン③】 たたいて・こすって保湿


顔にも言えることですが、
「ペチペチたたく」
「ゴシゴシこする」

はNG。
スイカみたいにあつかわないで~(懇願)。

私たちが触れる肌(角層)は0.02mmの厚さしかなく、ラップ一枚分相当といわれているほど極薄なところ。

たたく・こするといった刺激により、シミ・シワといった要因にも。

せっかく手肌を潤すために保湿をしているのだから、やさしい保湿の仕方を実践してみましょう。

▶対策:塗り方を見直す

【手順】


  1. 左手の手の甲にクリームを出す
    (手のひらは、構造上少量の保湿でも構わないので、最後にまわす)

  2. 手の甲同士でクリームを分配して軽く伸ばす

  3. 左の手の甲に、やさしく右の手の平を重ね添わせ、クリームを軽く押さえこむようなイメージで馴染ませる

  4. 指先に向けてクリームを馴染ませる

  5. 手のひらに付いたクリームをそのまま満遍なく伸ばす


手に添うように優しく馴染ませる


乾燥=バリア機能が弱まり、刺激を受けやすい状態
というのを念頭に、なるべく乾燥状態が続かないよう丁寧に保湿することが大切です。

もし、なんらかの荒れた症状があらわれた際には、迷わず皮膚科を受診されることをおすすめします。

読んでいただきありがとうございました。

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