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ワイン業界への第一歩


今日のPODCASTのエピソードはこちらからhttps://open.spotify.com/episode/7keeRF2ePE1zzVrLAJ1cXv?si=542b702c464d4a4f

昨日のエピソードのバイリンガルの子育てから同じようにただいま子育て真っ最中のお母さんからメッセージをいただきました。
日本語を教えないと。。と言うプレッシャーで今住んでいるところには日本語学校もないのでどうして良いのかわかりません。
とのことでした。
私は子供が小さい時は読み書きのドリルを少しやらせたりしていました。そしてやはりTVや会話など日本語で話したり聞いたりする環境作りが大事かと思います。しかし旦那さんが日本語を話さない場合は、私のお友達でアメリカ生まれ、アメリカ育ちの男性がいるのですが日本語も話せますが英語の方が得意で日本人の奥さんができて彼らに子供が生まれて一生懸命日本語で子育てしようと頑張っているのですが、お母さんの話す日本語で育ったのが叱る時にもろに出ていて「だからあなた言ったじゃない。そんなことすると汚れるって言ったでしょ。ちゃんと持ちなさいよ。できるでしょ?」って真剣に言ってて私は横で吹きました(爆笑)

なので日本語をしっかり教えてるお母さんからはオンラインでの子供のバイリンガル教育のクラスを取るとかそう言うアイデアが出るのかもしれないのですが、私はゆるゆるで日本語学校がこの街にはあるのですが毎週土曜日で、土曜日に子供のしたいスポーツがあって私はそっちを優先したかった、子供ももちろん日本語学校よりスポーツ派だったので、日本語は後回しでした。でもこれで良いのかな・・・とやはり葛藤があって家庭教師をつけた時期もあったのですが、お隣に住む外国語を一切学んだことがないアメリカ人の子供が大学で日本語のクラスを2年取っただけで結構話せるようになってびっくりしました。それを見た時に肩の荷が降りて本人がしたいって思った時にもう基礎ができているからもうこれで良い。

その時はその時だと思うようになりました。お隣の子は日本に遊びに言って日本語が使えて便利だったし、すごく楽しかったと言っててそれだけできたら十分!きっと話したいと思う機会があったらすぐ習得してできるようになるだろう。と思っています。まああくまでもこれは私の意見ですが。
そして周りの日本人のお母さんがものすごく日本語教育に力を入れていてるとそのプレッシャーで日本語教えなきゃって感じるその気持ちめちゃよくわかります。母業だけで精一杯なのに、日本語教育まで!まさに私もそこです。母業ってサーカス芸です。なので自分のキャパを知って、自分にはできないことは無理にしなくも良いと思うのです。私はそれより自分の心と体のメンテに力を入れた方が育児がよく回ると感じています。もしプレッシャーを感じてるお母さんがいたら私みたいなゆるゆるな人もここにいます!と声を大にして言いたいです。

今日はもう一つお便りを紹介したいと思います。
ペンネーム、「大阪在住せいちゃん」からのお便りです。


「まーちゃん、こんにちは。コロナで会社のお昼休憩で他の人と離れて座ることになり、話も禁止されて無言でお弁当を食べるのが辛くその時にまーちゃんのポッドキャストを聞いて癒されたり、笑かされたりして、毎日聴く日課になっていてお弁当の時間も楽しみになりました。ところで少し前にあったワイン業界のエピソードで質問があります。私は就職する時に酒屋さん候補とかなかったのですがなぜワイン関係に就職しようと思ったのですか?きっかけは何ですか?また機会があったらお話ししてくれたら嬉しいです。」


ありがとうございます。日課にしてくれてるって嬉しいです。朝の駅までの自転車で聞くのが日課になっていますと言うメッセージもいただいて、そんなこれから1日が始まる時やお仕事の休憩に聞いていただけてると言う方の事を思いながら毎日収録しています。
そしてワインのお仕事のきっかけなのですが、私は大学は実は音楽、ピアノで卒業しています。住んでいた街がナパバレーだったこともあって、ワイナリーのイベントでピアノを弾いて生活できたらいいなー程度でした。いつも楽しいことしか考えてなくて将来の計画性がない性格で大学もピアノで食べていけるのか・・・とか考えずとにかく好きやから。で専攻していました。
しかし、現実問題、ワイナリーで弾く時間は週末、イベントも夜が多く、友達と遊びたい時期に皆がオフの時間に自分が働くと言うことにシンプルに「いやだな」と思い、何か他にお仕事がないかなと新聞のお仕事募集欄(今はもうない時代・汗)で見つけたワイナリー農業協会の事務のお仕事、パートタイム。と書いてある記事を見つけて、すぐに履歴書を送ったら面接の電話が来ました。
なんかワイナリー関係だったら楽しいかもと思ったのがきっかけなのと、農業協会というなんだか農協の言葉に惹かれたこともありました。面接に行った場所が一軒家のジブリに出てくる世界の家でその中にたくさん机があってほとんど女性が働いているめちゃくちゃアットホームなオフィスで面接が裏庭にある藤棚の下にある大きな木のテーブルに座って行われました。もうこの雰囲気とそして面接してくれた私の上司の女性がすごく雰囲気の良いかたで私はここで働きたいと思いました。私は働いた経験がなかったのでそのことを不安に思うこと、でも農協に興味があること、チームワークが好きなこと、人が好きなことを伝えました。帰ってきてお礼のメールを書きました。その時にとても雰囲気の良いオフィスでぜひ働かせてくださいと強い意志を示しました。
すると返事で2度目の面接に来て欲しいと連絡が来ました。農協の一番トップの方との面接でした。この方は後にも先にも初めてあった未だに私の憧れの女性で白いリネンの上下のパンツスーツをさらっと着ていて、金髪のものすごくショートな髪でジュリーアンドリュースに似た知的だけれどものすごく温かい方で今でも初めて会った時のことを鮮明に覚えています。何この人。素敵すぎる。。。て思いました。セクハラの回のエピソードで出てきた上司がこの方です。
彼女の名前はリンダと言いますが今でも20代前半にあった私の中で一番大きな影響を与えてくれた人と言っても過言ではない方です。また彼女についてのエピソードも撮りたいと思います。彼女とのエピソードがたくさんあります。


そんなでラッキーなことに私はリンダと面接で気に入っていただき、次の週から働かせてもらうことになりました。パートタイムだったのですが三週間後にはフルタイムになり、農協というところは待遇がものすごく良く、上司が私のことを考えてくれて最初は事務だったのに、もっとこういう仕事をすると楽しいわよ、って感じでいろんな仕事を見せてくれて私の興味あることやできること、やりたいことをやらせてくれる環境づくり、人材づくりをさらっとしてくれる方で私は6ヶ月後には事務職からマーケティングのポジションに変わっていました。事務では一番大変だったことが電話の受け取りでした。まずワイナリーの名前が恐ろしく長く、フランスのお城のような名前ばかりでそれを覚えること、そのワイナリーの何の部署の誰々さんからの電話ですと言うことを自分の会社の誰に電話をつなげるか、そこがものすごく大変でそこもリンダがメモパッドに誰か書いて、わからなかったらすみません、もう一度お願いしますって聞いたら良いのよ。大丈夫よ、慣れるから。と毎日励ましてくれました。その頃はなんとも思っていませんでしたが今思うとそんな親切な上司いないですよね。。。私はその経験から今のお仕事でも若い子が入ってきても親切に教えてあげることで彼らも歳を重ねた時にそう若い子に教えてあげれるんじゃないかと心にいつも置いています。

そんなで今日は私の一番初めのワイン業界へ就職したきっかけのお話をしました。
上司のリンダとこのワイナリー農協でのお話が本当にたくさんあるのでまたここでシェアできたら良いなと思っています。

このお話のきっかけを作ってくれた大阪のせいちゃん、質問のお便りありがとうございました。

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