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【24卒】就活頑張ったら、就活うつになってしまった

お疲れ様です。まちゃねです。
noteを開設し今回が2回目の投稿になります。
2回目でこれかい、というツッコミが聞こえてきそうですが
就職活動が一番の挫折経験なので、自戒の意も込めて書いてみようかと思いました。

26卒の(便宜上の)就活解禁日が近付いてきました。
就職活動に奔走している方も、
これから頑張る方も、
病みそうな方も、
既に病んでいる方も、
色んな人が居るかと思いますが、
今回は、今まさに就活に苦しめられている方に読んでいただきたいと思います。

自分が感じたことをそのまま書いているので、客観性はありません。
テクニックや裏技的なものも書いていません。
かなり長くなってしまった(5,000字書いた)ので、しんどい人は「長すぎて読めない」という問題があります。
そんな方は「今、「就活しんどい」と感じるあなたへ」まで飛んでください。

就活うつという社会問題

仰々しいタイトルですが、内容は薄いです。
なんか前置きしたくなったので書いておきます。

「就活うつ」という言葉をご存知でしょうか。
これは、名の通り「就職活動が原因でうつ病(もしくはうつっぽくなってしまう」ことです。

株式会社ABABAが25卒の大学生を対象に調査したところによると、
「就活うつを自覚したことがある」と回答したのは46.3% (n=1,277)と、約半数の人が就活うつを経験しています(*1)。
就職活動は、多くの人にとって人生の転機となる重要なイベントです。そうした中で、心身に不調をきたす学生が多い現状は大きな社会問題とも言えるでしょう。

経団連は就活解禁日を3/1としていますが、現在は3/1よりも前から選考を開始する企業も増えてきています。
選考の早期化が進み、結果として就職活動が長期化する。その分、ストレスを感じる期間も長くなり、就活うつになってしまう人が多いのかもしれません。
(書いてみたけど、やっぱり要らなかったかも)

当時のわたしの就活状況

大学3年生の春に就活開始。
ただ部活動が忙しく、本気でやってはいませんでした。
夏にはインターンシップも数社行きましたが、いわゆる大手のインターンシップには軒並み落ち(もしくはES段階で挫け)、ESなしで誰でも参加できるようなものに参加していました。

冬に入り、本腰を入れて取り組むようになりましたが、これといった進捗がなく、ES作成はおろか、志望業界や企業も定まらず、自己分析や他己分析も実施したのに一向に形として見えてきません。
就職エージェントや、キャリアセンターの人とも話していますが、方針が見えないまま、焦りだけが募っていきました。

年が明けても状況が変わるころなく、ちょうど今くらいの時期から自分の中で焦りがメインになってきました。

疲弊している自覚がありながらも走り続けていた3月のある日、
・何かあるわけでもないのにずっと緊張していた気持ちになる
・何もしていないのに涙が出る
・文章の読み書きができない
・頭に靄がかかったように、うまく思考できなくなる
・何を見ても面白くない
・希死念慮が止まらない

と見事に崩壊してしまい、完全に動けなくなりました。
当時のメモが残っていましたが、もうめちゃくちゃでした。
色んな人に迷惑をかけてしまいました。

何が良くなかったのか

※あくまでも個人の意見です

息抜きを全くしなかった

2月のカレンダー。赤いラベルが就活関連。

ほぼ毎日何かしらの予定を詰め込み、予定が無い日も朝から晩まで就活のことばっかり考えていました。
空白の日にちもありますが、恐らくテスト勉強をやっていたと思います。
息抜きなんてしたらダメだ…と自分をひたすら追い込んでいました。

とにかく型にハマる
「これをやっていれば間違いない」「これをやれば大手内定」と言われるようなやつを片っ端からやっていました。
情報の収集、会社の比較、ESの書き方や自己分析の仕方、合同説明会での動き方、質問の仕方などなど。
本質を理解せず、とにかくなぞっていただけ。自分の考えが何もありません。
例えば、会社説明会でとにかく情報をメモしていました。会社の人の発言をメモしていました。フリートークがあれば書き起こしもしていました。
本当に無駄でした。その場の過ごし方としては正解かもしれませんが、それをやる意味が分かっていないのなら、何の効果もありません。

「型にハマっていれば、稲妻のような衝撃と共に”就活の軸”や”やりたいこと”が見つかるんじゃないか?」とも思っていましたが、そんなのは勝手に降ってきません。就活自体が型にハマった茶番のようなものなので、そういった意識があったら変わっていたのかも…。

人に相談しようとしなかった
これも大きいです。
そもそも人に相談できる環境に無かった、というのもあります。
自分の学部は2年間全ての授業がオンラインだったので、学部の友達は勿論作れませんでした。
当時所属していた部活動も、大半の人が大学院進学で就活とは無縁だし、就活組もほとんどが早期選考で内定を獲得しており、内定0が自分だけという特異な状況。
地元の友達も就活とは無縁でした。
そんな中で、「自分の就活がヤバい」とは言えず「言ったところで誰も分かってくれない」と変に尖ってしまいました。
自分がどういう人間なのかが分からず、客観性が無いまま、ただ自己肯定が下がっていくだけでした。
恥ずかしいとは思わずに、この際誰でもいいからとりあえず言ってみる、というのは本当に大事です。

変なプライドがあった
客観性が無い状態だとプライドだけが育っていきます。
運の良いことに成功体験ばかり積んできたので、「ここで失敗するわけにはいかない」とか「曲がりなりにも国公立なんだから自分は大手にいけるはずだ」とか思っていました。
森を見ようとせず、木だけを見ていました。中小も見てません。
OB訪問の際、「大手しか見ていなかった」と仰る方も中にはいらっしゃり、「じゃあ自分でもいけるか」と思い込んでしまいました。
見えない前提があることを分かっておくべきでした。

この「失敗したくない」が突き抜けて、ES提出すら怖くなりました。
「こんなESでは通らない」と思い、ワンキャリと比較しては消しを繰り返し、結局提出しなかったこともありました。
石橋を叩いて渡るどころか、コンクリで固めて渡るどころか、そもそも渡らないという。
あの時に失敗を恐れず出していれば、また何か変わっていたのかなとも思います。

変なグループに入ってた
就職偏差値は何の参考にもなりませんでした。
SNSで見る就活グループも何の参考にもなりませんでした。
自分の現在地が分からず、つい見てしまいがちだったのですが、止めた方が良かったです。
そのような狭い集団に居ることで偏った考えがより鋭くなっていきました(エコーチェンバー現象)。

就活系のYouTubeばっかり見てた
あんまり見るんじゃなかったと後悔しています。
そりゃ面接とか流れを見たいなら見た方がいいですが、自分みたいな馬鹿正直にすべてを取り入れてしまう人間には向いていないです。
「○○の面接官が模擬面接!」みたいな動画を見ることが多かったのですが、出演者と比較してしまうし、面接官の方も(盛り上がり的に)キツい言い方をするしであんまりプラスにはなっていなかったです。

でも、Fさん(Fラン大学就職チャンネルさん)の動画を筆頭に、中には見て良かったなと思うものもあります。
何事もバランスが大事とは分かっているんですが、全くできなくなっていました。


心が壊れた後、何に救われたか?

とにかく何もしなかった
これが一番大きかったです。
下宿先から実家に引き返して、テレビやラジオを流しながらひたすら気持ちを落ち着かせていました。
バラエティー番組だと笑い声がキツく感じたので、なるべく落ち着いたテイストの番組を流していました。
また、音楽も効果的だったと思います。FM802をずっと聴いていました。

YouTubeを垂れ流す
YouTubeは苦しみの原因にもなるし、救いの要因にもなります。

・精神科医 益田先生のチャンネル


・就活でうつになってしまった方の体験談(つきこさん)
これ見て何回も泣きました。めちゃくちゃ勇気を貰いました。「頑張らなくても良いんだ」と許しを得られた感じがしました。

メンタルヘルス系チャンネルのコメント欄は、自分と同じく何かに苦しめられている人が多いので「自分だけじゃないんだ」と思えます。
冷たいことを言う人も居ないので、安心材料になってました。

しかし(便利なもので)見すぎると、レコメンデーションで似たような動画ばっかり出てきて逆にしんどくなるので程々にした方が良いですね。

(出せそうなとこにES出してた)
困ったもので、ギリ動けたんですよ。だからES出してました。
ガクチカ・自己PRなど突飛な設問が無いところを選んで、コツコツ出していました。
Webテストも気晴らしだと思って受けていました。
通ってしまったところは、面接の予定入れずに辞退していました。
自分はES出すことすら怖かったので、「出せた」ということが大事だと思い、こうやって行動していましたが、あまり良くなかったかも。

インスタのストーリーにネガティブ発言をひたすら載せた
サブ垢作って、ほぼ毎日ネガティブ発言を載せていました。
ネガティブ発言しますと公言した上でフォローを募り、そうした方々に発信する形で載せまくりました。
付き合ってくれた友人には感謝しかありません。
内に内に溜めるよりは、(不法行為以外)どんな形でもいいので外に出す方がマシです。

人間って不思議で、傷ついたとしても時間が経てばある程度回復していくんです。身体だけでなく、心も同じです。
小さな状態のときに気付いておけば早く治ります。
休む判断が遅ければ、長引きます。

今、「就活しんどい」と感じるあなたへ

就活、しんどいよねぇ。わかるわかる。
しんどいと言っても色んなレベルがあるよね。
ちょっと落ち込むなあ~とか、なんか気分上がらないなあ~とか。
もうね、思い切って休んじゃいましょう。
休んでしまったら、と不安かもしれませんが、
「しんどい」「辛い」と思ってしまうということは、限界が近いのかもしれません。
別にここで休んだって、人生トータルで見たらほんのわずかなことです。
ましてや20代前半、ここから何度でも逆転できますよ。20代前半の私が言うのもなんですが。
でもって、別に就活上手くいっている人も休みなしで頑張ってるんじゃないんです。奴らも程々にさぼっています。

とにかく、無理して続けることのないように。
しんどい状態での判断はやめた方がいいです。
その判断は間違っています。もう既に思考が乗っ取られたと思ってください。
これからの人生を左右する一大イベントなんですから、ここは慎重にいった方が無難です。
(何回も言われることですが…)

休学してじっくり休もうが、就職浪人しようが、何してもいいです。
何もなしで卒業は危うい気がするかもしますが、
別にフリーターでも生きていけます。タイミーさんもいます。
生活保護もあります。セーフティネット万歳。

目を向ければ、どんなところにも居場所はあります。木だけでなく、森を見ましょう。

私はよく「このままじゃ何者にもなれない」と言っていました。
今になって分かりましたが、まだ何者にもなってないんです。
逆に言えば、これから何者にもなれるんです。元気さえあれば。
でも今はその元気さえ足りない状況だから休んだ方がいいと思うのです。

とにかくこんな茶番に振り回されて命を落とすことだけはないようにしてください。

私のその後

新規エントリーを諦めながらも細々と続け、残り2社になって
「ここに落ちたら一旦休もう」と思っていたところ、
まさかの内定が出て、その会社に入りました。
それも私が1番初めに出会って入りたいなぁとぼんやり思ってたところだったので、これで報われる…と思いきや

職場と仕事に馴染めず、なんやかんやあって休職中です。ズコー

しんどい中無理して決めたから!!!!

私みたいになるな!!!!!!!!!!

しくじり先生になったので今日の授業はここまでです

これからもこんな感じで気が向いた時に書きます

(*1)株式会社ABABA「【ABABA総研】就活うつに関するアンケート調査2024」,2024年11月27日, PR TIMES. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000068609.html (参照:2025年2月6日)

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