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コロナじゃなかった③ 入院生活 食事編

『ごちそうさん』?
『はい、ごちそうさんです』

食事が終わって、薬を飲んだ後、しばらくして、2回のノックで勝手に開けられたドアの向こうから尋ねられる

入院中は、個室を選んだので、ビジネスホテルよりも広く感じ、とても、リラックスできて、三度の食事も、部屋へ持ってきてくれて、食事が終わった頃を見計らって、お膳をひいてくださる

食事を持ってきてくださる方は、年輩の女性だったり、おじさんだったり、看護師さんが持ってきてくださる時もある
終わった食事をひいてくださる方も、色々だった

ただ、おもしろかったのは、その年輩の女性の時

『食事、終わられましたか』でもなく
『もう、ごちそうさんでいいですか』でもなく
いきなり『ごちそうさん』?
と尋ねられる
不思議なもので、『ごちそうさん』?って、尋ねられると『ごちそうさん』と応えてしまう

単純明快である

もしかしたら、日本人ではないのかなと思ったりした
いつだったか、少し世間話をした時があったけど、日本人だった

今も、ふと、思いだし笑いをしてしまう

健康第一

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