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UnityTips

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できるだけ単純なコードで用途別にUnityのことをまとめていきます。
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Unity でゲーム作りをはじめるときにおすすめする本

Unityの本ってたくさん出ているんですが「いやプログラミングとかもしたことないんですけど」という人には Unityの教科書 をおすすめします。 スマートフォン向けのアプリを作りながら楽しくUnityが学べる本です。 "ズバリ" ここがいい!!■ 戻り読みしなくていい! おすすめポイントはたくさんあるんですが、一番おすすめできるポイントは「え、これどうやって使うんだっけ」と前の章に戻って読み返す必要がないことです。この手の本は前の章で扱った機能についての説明を省くことが多

Unity : マウスで物体を回転させる

● やりたいこと PowerPointなどで写真や図形を回転させる機能がありますよね。 こういうやつです。 こういうやつを作りたいという話をします。 ● 方針 1. まずはハンドルを作ろう ・ハンドルをドラッグして回転させたいなあ 2. 回転角を求めよう ・ベクトルのことを思い出す 3. 回転方向を決めよう ・外積が使えるらしい 4. Boxを回転させよう ・Unityの回転は少し面倒 雑な解説1. まずはハンドルを作ろう 四角い箱の角をドラッグする形で回転できるよう

Unity で物体を動かしたい

● やりたいこと ある限定された範囲で,物体をマウスでDragして動かせるようにしたい。 ● 条件 Screen Spaceで実装するのが一般的ですが,今回はWorld Spaceで実装します。あえてこのような形をとっているのは衝突判定などの物理演算が活用しやすくなると考えたからです。 ● 方針 実装しようと思ってるときの頭の中はこんな感じでした。 1. まずCanvasの設定を見直そう ・細かい設定が面倒だけど頑張る 2. マウスの位置と物体の位置を同じにする関数

Unity で物体の軌跡を描画したい

なにか物体が動いたときの軌跡を描画したい。 そんなときってありますよね。 今回はそういう記事です。 方針1. LineRendererを使う 2. updateごとに以下の処理を行う 2.1. LineRendererの頂点数を増やす 2.2. LineRendererの頂点の座標に物体の現在の位置をセットする これでいけそうな気がします。 ではシンプルなコードです。 using UnityEngine;public class DrawLine : MonoBeh

Unity で今選択されているオブジェクトを取得したい。

いつものようにプロジェクトファイルはこちら。 Unity には EventSystem というものがあり,Button などの UI 部品の選択状況などを管理してくれます。 現在選択中のオブジェクトを取得できると何かと便利なのでサンプルコードを書きました。 シーン中では選択中のボタンの情報を引っこ抜いて,テキストデータを変化させています。 <CurrentSelected.cs> using System;using UnityEngine;using UnityE

Unity で CSV ファイルを読み込む方法

testCSV.csv というファイルを Unity で読み込むサンプルコードです。 以下,csv ファイルとスクリプトの中身です。 サンプルプロジェクトはこちら。 ダウンロードして Unity 上で実行できます。 <testCSV.csv> テーマ,需要,難易度CSV,あんまりなさそう,簡単 <CSVReader.cs> using System.Collections.Generic;using UnityEngine;using System.IO;publi

Unity で CSV ファイルを書き出す方法

ログデータをとって CSV 形式で書き出したいことってあると思います。 今回はその方法についてです。 いつものように実行できるプロジェクトファイルはこちらに。 <CSVWrite.cs> using UnityEngine;using System.IO;public class CSVWrite : MonoBehaviour { public int[] logData; // Logデータの宣言 void Start () { logData = n

Unity で GoogleDrive を使いたい。

サーバー立てるほどじゃないけど,データをネット上にアップロードしたりダウンロードしたいってときがあると思います。 ネットをあさっていたらよきコードがGitHubにころがっていました。 https://github.com/midworld/unity-googledrive ダウンロードして手順通りに実行していきます。 DriveTest シーンを実行すると,GoogleDrive への認証を求められるので,承認します。 シーンを実行すると次のような画面に ここで