プロット「ちたまリセット」
◆ジャンル:ファンタジー
◆ターゲット:わたしを含むすべての大人たち
◆コンセプト(メッセージ)
「地球温暖化は、もう手遅れ」
「なので、ちゃんと反省して、これから何ができるか想像してみよう」
~ タイトル:ちたまリセット ~
地球から、はるか遠いところに、
「ちたま」という惑星があります。
わたしたちが暮らしている地球と、
とてもよく似ている惑星です。
太陽の周囲をぐるぐる回っているところも、
太陽から数えて3番目の位置にあることも、地球と同じです。
その「ちたま」には、
わたしたち人類にとてもよく似た「ちたま星人」が暮らしています。
築いている文明もよく似ていて、
その歴史も、ちたま星人同士の争いも、何から何までそっくりです。
なので、わたしたちと同じような数多くの問題を抱えています。
なかでも、いま深刻なのが、環境破壊。
ちたまの環境が大変なのです。
海洋汚染、土壌汚染、ちたま温暖化、などなど。
「ちたま」には、たくさんの神さまがいます。
「ちたま」では、ちたま星人同士だけでなく、
神さまたちもケンカばかりしています。
過去何度もケンカ、いまでもあちこちでケンカしています。
しかし、ある時、
すべての神さまが集まって会議をすることにしました。
議題は「ちたま温暖化STOP」。
するとどうでしょう。
いつもケンカばかりしていた神さまたちも、
1つの案に賛成の手を挙げました。
全員一致で採択された案は、
「ちたま星人いったん消去案」でした。
「ちたま」が太陽を1周する期間、ちたま星人をいったん消去しよう。
そして1周回ったあとに、
以前と同じ状態で、ちたま星人を復活させよう、という案です。
早速、神さまたちは力を合わせて、
すべてのちたま星人を消去しました。
もちろん神さまたちは、ちゃんと考えていました。
ちたま星人がいなくなると餓死してしまう動物たちは、すべて解放。
動物園やラボ、ちたま星人の家などから、
動物たちはすべて解放されました。
原子力発電所も消去しました。
ちたま星人の管理がなくなると、電源が止まってしまい、
放射能が大量にバラまかれてしまいます。
ちたまの環境にとって大量の放射能拡散は、大・大・大迷惑です。
なので、ちたま星人といっしょに消去しました。
ちたま星人がいなくなると大変なことになる他の施設や機器なども、
いっしょに全部消去しました。
「ちたま」が太陽を1周する間に、さまざまなことが起きました。
都市は、下水から水があふれ、水浸しに。
雑草も伸び放題。
街中を動物たちが歩き回るようになり、
人工衛星はすべて流れ星になって落ちました。
「ちたま」が太陽を1周し終える頃、
神さまたちは、また集合しました。
「ちたま温暖化STOP」は、まだ実現できていません。
なので、このまま継続しようということになり、
太陽を「ちたま」が計30周したところで、
ようやく「ちたま温暖化STOP」が実現できました。
ちたま星人たちが、
消去された時の状態で、30年ぶりに復活しました。
ちたま星人たちは「ちたま」の変わりようにビックリです。
ちたま星人たちは今回の「ちたまリセット」を、
神さまたちによる艱難・試練であると受け容れ、
ゼロから再興しようと決意しました。
もちろん「ちたま」の環境をできる限り壊さずに、
そして自然環境とともに共生していくことを、
ちたま星人共通の約束事と決めました。
地球から、はるか遠いところにある、
「ちたま」という惑星での出来事でした。
おしまい
※これ、プロット? 詩? 大人用「絵本」にしてもいいかも?
※「ちたま」は『Dr.スランプ』からのパクリです。
ニコちゃん大王の言い間違い(地球=ちたま)のパクリです。
★ わたしが私淑しているSF作家さん ★
矢野 徹 著「地球0年」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?