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背中は大事
「背中に息を入れて」
そんな風にレッスンで言われたことはないでしょうか?
私もよく使っていた言葉です。
では、どうして背中に息を入れることができるのか・・・というか入れられるのか?ご存知でしょうか。
はい、勿論「背中には息は入りません!」息が入るのは「肺」だけですよね。
では、どうして背中なのか・・・・というと、たくさん理由はありますが
①肺は背中の方が膨らんでいる
②横隔膜の脚が背中の方にある
③身体を支えているのは後ろ
といったことが挙げられます。(全て意味不明ですよね)
①肺は背中の方が膨らんでいる
みなさんは、肺の写真を見られたことはありますか?
はい、こんな感じです。上から見た図ですが・・・後ろの方が広くなっていますよね?
なので、「肺を広げる」→「背中を広げるイメージをもつ」ことは、大切になります。
②横隔膜の脚が背中にある
みなさん、横隔膜がしっかりと下がる!と思っていませんか?それ・・・嘘です!!!
下がっても1センチほどなんですよ。しかも前方は下がりません!
だって・・・「心臓がある」から!
下がるとしても、背中の方にある「脚」の方に向かって1センチほどしか下がりません。
脚、わかりますか??前は心臓を守るためにも動きません。動くのはこの脚に向かってだけです。
だから、背中の方を意識することは大切なんです。
③身体を支えているのは後ろ
みなさん、上半身を支えているのはどこかご存知でしょうか?
実は・・・「仙骨」という場所が支えてくれているのです。
この手のひらくらいのサイズのお骨様が・・・上半身の骨を支えてくれているわけです。ありがとう・・・・
背中を意識することで、この仙骨のあたりもグッと支える力がアップします
勿論これら以外にも、腹腔(おなかの中)の状態も大きく絡んでいます。
音楽は、イメージがとっても大切です。なので、このイメージを「正確に」もつことはとても重要です。
こんな感じで、少しずつお伝えしていき、みなさんと一緒に「良い声」にどんどんなっていきたいです♪
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