クリスマスイブは受診の日
以前記事にもしたが、2ヶ月に一度病院に通っている。
クリスマスイブの今日も受診日になっていて、病院へ向かった。年内最後の通院だ。
この歳になるとクリスマスイブだから、クリスマスだからというこだわりは激減する。
院内に一歩踏み入れると、いつもとは違う音に気がつく。
吹奏楽が音合わせをしている。
もしかして生演奏?という淡い期待を抱いて、受付付近へ足を進める。
近づくに従い、楽器の音が大きくなってくる。
クリスマスコンサートが行われるようだ。
吹奏楽の音が大好きな私はとっても嬉しくなった。
こんなところで演奏を聞けるなんて。
いつもは無機質な呼び出し音がひっきりなしに響く病院が、温かな楽器の音で満たされる。
それだけで、とっても幸せな気持ちになった。
束の間、病院内が人間味ある幸福で満たされる。
この私でさえ「みんなが幸福でありますように」と思わずにいられなかった。
人の心を失いがちな病院を、温かで穏やかな空気で包んでくれてありがとう。
来年もいい年でありますように。