沖縄の野菜はうまい
昨日は牧志公設市場のことをぼやいたが、目と鼻の先にあるのうれんプラザは未だ健闘中だ。
お土産にちんすこうもいいが、沖縄の野菜はうまい!お土産に沖縄野菜を買って帰ろう。
のうれんプラザは国際通りから10分程の距離にある。
早起きができたら相対市場に足を運んでみてもらいたい。
昭和ノスタルジックの沖縄が味わえる。
保育園に行く前の孫が店に立ち寄り、ばあさんに手を降って登園していった。
年配の面々は持ってきた野菜をずらりと並べて、もやしの根を取りながら商売をしている。
どこの店にも椅子が置いてある。
常連がちょっとひと息ついてゆんたく(おしゃべり)するためだ。
スーパーでは見られない、人情溢れる光景を楽しむことができる。
朝一番に届いた島豆腐も売られている。
沖縄の豆腐は冷まさない。
できたてはあったかいを通り越してあっつあつだ。
大豆のいい香りがする。
かの有名な先生は、初めて買った島豆腐の香りに我慢ならず、とうとうひと口千切って食べてしまったらしい。
あまりのおいしさに手が止まらず、目的地に着く頃に島豆腐は半分に。
笑ってしまうが、それ程までにできたて熱々の島豆腐はうまい。
もやしも侮れない。
沖縄では根を取ってもやしが売られている。
もちろん、人力。
見た目が真っ白で美しく、根が舌に絡まない感触が心地よい。潔いシャキシャキの歯ごたえは根を取ったもやしの醍醐味だ。
一度食べると戻れないうまさ。
今では私ももやしの根を取って食べるようになった。
のうれんプラザにはもやしの専門店がある。
取り扱い品は当然「もやし」。
樽に入ったもやしが売られてもいる。
好きなだけ袋に詰めて買うのだ。
日本広しといえ、もやしだけで商売が成り立っているは沖縄くらいではなかろうか。
島らっきょうやゴーヤーのような全国的に知られてきたものも含め、沖縄は野菜が豊富だ。
個人的なオススメはカボチャ。
北海道産のカボチャが取れない冬に出回る沖縄カボチャは甘くておいしい。
もっと有名になってもいいと思っている。
特に南大東・北大東のカボチャは高級品で、料亭などの敷居の高いお店へ旅立っていく。
それ程、希少でうまいのだ。
まずはのうれんプラザへ足を運び、沖縄野菜の素晴らしさを楽しんで欲しい。