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私って天才!! ーラム酒会社社長の育成術
私って天才!!
これは南大東島のラム酒コルコルを生み出したグレイスラム社長、金城祐子さんのセリフだ。
10月に行われた沖縄産業まつり。
2日目に目を見張るうまい新商品がお目見えした。
これまで、グレイスラムのラム酒はロックに水割り、トニックウォーターなど数種類の割り物から選ぶラインナップで販売されていたのだが、
トッピングにラムレーズンがプラスできる新メニューが誕生!
もちろん飲んだ。
あまりのうまさに悶絶した。
炭酸でシュワッとコルコルを流し込み、ラムレーズンを噛んで香りを堪能する……とっても贅沢な一杯だった。
新商品を作りだしたのは社長の金城祐子さん。
お世辞抜きにおいしかったので「金城さん、すごいです。これめちゃくちゃおいしいですよ!」と絶賛した。
そこで返ってきたのが冒頭の
「私って天才!」
である。
金城さんは会うと何かしらいつも褒めてくれて、元気にさせてくれる。
それだけでなく、金城さんは自分のことも褒めるのだ。
ポイントは
自慢するのではなく褒める
少なくとも「私って天才!」を聞いたのは3回目。
多分、身近な人はもっと聞いてるだろう。
グレイスラムの社訓「褒める」(金城さん談)
ラム酒誕生までは山あり谷あり
南大東島は、製糖業だけで島の産業が成り立つサトウキビの島だ。
そんな環境で、0からラム酒づくりを始めることは容易いことではなかったそうだ。
以前、誕生話を伺ったことがある。
原料のサトウキビ1本を仕入れるところから四苦八苦の連続だったそうだ。
岩山のように困難を極めたラム酒づくりも、真っ直ぐで一生懸命な金城さんの姿に人々は心を打たれ、賛同者が集まっていった。
こうして南大東のラム酒コルコルは誕生した。
金城さんの魅力は誰もを「褒める」ところ。
真っ直ぐなところ。
一生懸命なところ。
等身大で生きていて、飾らない。
そして時々コケる。ドジをする。
それでも前向き。
ラム酒のコルコルもうまいが、社長の金城さんも最高なのだ。
ぜひ金城さんに会ってみて!
金城さんは、社長自ら全国で開催される沖縄物産展に出店している。
皆さんのお近くで開催があればぜひ、足を運んで金城さんと直接話してみてほしい。
私は風のマジムを読んで金城さんのファンになり、沖縄物産展で直接お会いして大ファンになった。
かれこれ5年以上のお付き合いになるが、その熱は未だに冷めない。
ともすればライバルになる沖縄物産展の商売人さえもファンにしてしまう魅力が金城さんにはある。
■金城さんインタビュー記事
■グレイスラムホームページ
■ラム酒誕生話は小説のモデルになっている
南大東島のラム酒誕生話は、原田マハさんの「風のマジム」という小説のモデルになっている。
原田マハさんは小説を書く際に、徹底して下調べをするそうだ。
金城さんのこと、南大東のことなど、この一冊のために多くのことを徹底して取材したことがひしひしと伝わってくる作品。
■「風のマジム」今夏映画公開 主演伊藤沙莉
風のマジムは今夏映画公開される。
主演は伊藤沙莉さん。
真っ直ぐで一生懸命な金城さんを演じるにピッタリの俳優さんだ。
伊藤沙莉さんが主演と聞いた時から、映画の公開を楽しみにしている。