そこ、痛いんですけど!マカピーな日々#0928
マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州にいまーす。
お腹を壊してしまい「マッサージ」を受けたのでした。
昨日は、車中恐怖の腹痛発生の顛末がありましたが、午後も遅くなってやっとコタキナバルの家で体を休める事が出来ると喜んだのも束の間、ハナさんとユスフさんが「これから食べに行く!」と言うじゃないですか!
マカピーがトイレに駆け込んだことに対して何とも思ってないの?
マカピー:「そうはいっても、ボク食欲なんて全くないんですけど」
ハナ:「だめよ。出したら食べなくちゃ」
マカピー:「車酔いの時と同じって事?」
ハナ:「そうよ、早く治りたかったら食べるのよ」
マカピーは「飲む点滴」と思っているヤシの水それとロティチャナイ・テロールを注文すると直ぐに二度目のトイレ。
すると、急にバスルームが真っ暗になったんです。
え、ここのトイレってタイマーが効いているのかしら?
便座に座ったまま手を振り上げたりして、反応を待ちましたがダメです。
もしかして外からスイッチを切られちゃったかなあ。
ようやく窓からの薄明りでなんとかトイレを流して、外に出るとそこも暗かったのです。
なんと、タイマーの問題じゃなくてお店が停電なのね!
テーブルに戻ってきて二人に「トイレが真っ暗になって困ったよ」と言うと笑われました。
電源盤をいじっていたスタッフによって照明やエアコンが戻って来たのです。
やっぱり体の調子が今一つです。
マカピーは食べるには食べたのですが、ロティは半分ほど。その代わり水分は沢山取れ落ち着きはしました。
食事を終えてお店を出ると、ウインドブレーカーを羽織っているにもかかわらず背筋がゾクゾクしてくるのでした。
その事をハナさんに伝えると
ハナ:「じゃあ、これからマッサージに行きましょう」
マカピー:「え、だって昨晩行って来たんでしょう?」
ハナ:「ワタシじゃないわよ、あなたの体の事。マッサージで体調を戻すのよ」
マカピー:「それより、自分の部屋でゆっくりしたいような気がするんだけど」
ハナ:「すぐに処置すれば、すぐに良くなるのよ」
マカピー:「でも下痢とマッサージって関係するの?」
ハナ:「大ありよ!風邪にもよく聞くのよ、マッサージは!」
かくして、マカピー達は急遽帰宅を変更して、ユスフさんに街中のマッサージ屋さんのあるビルで落としてもらいました。
日曜の午後ともあってハナさんが以前行った場所が閉まっていました。
それでも、いくつかのお店を見て彼女が「ここでいいわ」というオバチャン3人組のお店で施術を受けたのでした。
悪寒がしたのでもう一度トイレに行ってから、押されても粗相のないように臨んだわけですが、全部脱げといわれショーツ一枚で頭部に穴の開いた施術台にうつ伏せに横たわりました。
タオルをかけてもらいましたが、やっぱり悪寒が走るのでした。
おばちゃん:「どこが痛いんだい?」
マカピー:「車を運転していたら疲れたのか、下痢しちゃったんだ」
おばちゃん:「そう、オイルマッサージにする?それともドライがいいの?」
マカピー:「え、ドライってなにもつけないって事?さて、どうしようかなあ?」
その会話を聞いていたハナさんが隣の部屋から「オイルマッサージにしなさい!」の一声で決まり!
彼女は足マッサージをしていた様なのですが、なんだかお気に入りの商品のカタログが置いてあるのを見つけてこのお店を通じて注文することにしたのでした。
明日、注文の品を取りに来るからと手付金を渡している様子が分かり、マッタク時間を無駄にしない、ビジネスウーマンのハナさんに感心したのです。
さて肩から背中、腕をほぐし、仰向けになって全身マッサージが進むのでしたがお腹に手を当てながら、おばちゃんは「うん、空気が入っているね。体調が悪いわけだ」
さすがにそこを強く押されたら困ると心配したのですが、おばちゃんは分かっているらしくそれ以上はお腹は触らずに全体をほぐしてゆくのでした。
次に施術台に長座しながら肩をもんでもらうのですが、おばちゃんの指が入るととんでもなく痛い箇所があるんです。
「アドーイ!(マレー語ではそういうんです)」
と言っているうちはまだ良かったのですが、本当に痺れるような痛みのある個所に入ると「あ、テテテテ!」もはやマレー語もへったくれもなく悲鳴を上げるのでした。
おばちゃん:「ほらよ、1時間コースはこれでおしまい」
マカピー:「え、あそう。なんかへとへとに疲れた」
着替えをして部屋から出るとハナさんが待っていて、「どうだった?」と尋ねられ「体が温かくなったけど、疲れるね」と答えながらフラフラした体でついてゆきグラブで車を拾って帰りました。
ハナ:「きっとエアコンで風邪をひいたのね」
マカピー:「だって2週間前に治ったばかりだよ」
ハナ:「関係ないわ。ともかく体調不良が起こったら元に戻すのよ。それにはマッサージってすごくいいのよ」
マカピー:「へーそうだったんだ。連れて来てくれてありがとう」
マッサージのお陰なのか今朝は気持ちよく起きられ、朝の散歩では1万歩歩けたのでした!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。じっと静養している方法もあるけど