キチキチとの出会い マカピーの日々 #1169
マカピーです。
散歩で思わぬものを拾って帰りました!
今朝は6時に出発するつもりが30分遅れての散歩となりました。
さて、どのコースを取ろうか・・・そうだダタランという場所でレストラン準備をしているのでそれを見て帰って来ようと歩き始めました。
しばらく行くと、モスクがありそこを右折して更に右折すると道路が緩くカーブしたあたりに大きな3階建てコンクリート造りの小学校があります。
この地域の中心的学校で更に近くには中学高校もあります。
合計10台くらいの大型バスが周辺集落から子供の登下校をサポートしていますが、マカピーも住んでいるこの学校のある地域の人は自分の子供を車やオートバイの後ろに乗せて学校に通わせています。
中高生は自分でオートバイで通っている子供もいます。
もっとも、ヘルメットもなしに、さらにナンバープレートもないオートバイが道路を走ってます。
もっと驚くのは、どう見ても10歳に満たないような子供がバンバンオートバイに乗っているんです(110㏄ですけど)結構なスピードですよ!
ここは無法地帯か?
警察署もあるのですが、全然誰も疑問視していないところがスゴイ!
そんな校舎を見ながら坂道を下ると道路の脇で動くものがあるのでした。
なんとまあ、カメじゃないですか!
マカピーが駆け寄ると、少しジャンプして「シュー!」と威嚇するのが可愛いです!
しっかり甲羅の中に手足頭を収納してしまい完全防備です。
道路わきに持ってきて、少し離れたところでスマホを構えて頭を出すのを待つのでした。
お、少し隙間が空いて中から様子を伺っているようです。
お、縮こめた首をそーっと出そうとするのですが、こちらの存在に気付くとまた甲羅に収まってしまうのでした。
しゃがんで観察するマカピーの脇をオートバイが数台通り過ぎて行きましたが、彼らはきっと「この人は一体何やってんだろう?」って思ったでしょうね。
もう少しそのまま観察したかったのですがマカピーを取り囲む蚊の集団に辟易してこの場から立ち去る事にしたのですが、さてカメをどうしたものか。
近くにプラスチックごみがあり、使えそうな袋があったのでそこにカメを入れてぶら下げてホームステイに戻り観察を続ける事にしました。
歩きながら思い出すことがありました。
実はマカピーは過去にカメを飼っていた事があるんです。
一度目はカンボジアで次男が転校するクラスメートから譲り受けたのが「バーナード」と「アンジェラ」でした。
このカメたちは日本でも異常繁殖しているミシシッピアカミミガメでお姉さんのアンジェラと思っていたのは実はオスだったのが後日わかるのでした。
それ以来、次男は「カメ男」になり彼のコレクションはカメばかりでカナダの学校へ行く前にそのほとんどを日本の家に置いて行ったのでいたるところにカメの置物があるのでした!
そのアンジェラとバーナードもマカピー家族が次の国へ行く前に、母親にフランス人がいるジェロームの家に貰われてゆきました。
2回目はアフリカのザンビアで、ジンバブエとの国境にあるザンベジ川をせき止めた世界最大級のカリバダムに行った帰りに道路際でカメを持って打っている人がいたので、買い取ったレオパルド・トートイスというリクガメでした。
既に4㎏ほどあったでしょうか、自宅に持って帰り庭に放しておきました。最初は何を食べるのか地元の人に聞くと「キノコがいい」「いやレタスが良い」などというので買ってきてあげたけど結局庭の草を食べて生きていました!
ザンビアを去る時に、地元の友達にあげるとそこの子供がとてもかわいがって、いつもその甲羅に座っているとの事でした。
実はこのカメは飼育許可が必要だったのですが、そこの家は広い土地にインパラやキリンも許可を取って飼っていたから良かったんでしょうね(笑)
そんな訳で、この黒い甲羅のカメは何者なのか?
色々調べているのですが今ひとつピンときません。
どなたか分かる人がいたら教えてください!
取りあえずマカピーは「キチキチ」って名前を付けたんです。
その理由はマカピー祖父の名前が「カメキチ」だったからです。
マレー語でカメは「クラクラ」っていうので「カメカメ」ではちょっと
面白くない。
そこで「キチキチ」としたんですが、それでも安易な名付け方ですかね(笑)
しばらく観察したらまた元の場所に戻してあげようかと考えているのですが野生動物を売ってしまう人もいるとの事。
特にカメ好きな中国には沢山輸出されていて、マレーシア当局の保護がされていないとも記事を読んで果たして人目につきそうな場所に放していいものか考えてしまうのでした。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。カメって観察していると面白いよ!