苦し紛れの「次の一手」? マカピーの日々 #1093
マカピーです。
マレーシアに戻る日を待ってます!
小さな事業をマレーシアのサバ州でハナさんと始めたマカピーですが一時帰国して早くも1か月が経ちます。
まったく、驚くほど時間の流れが早いなあ!
毎日パートナーのハナさんと連絡を取り、現地での活動・生産状況を共有しています。
で、分かったのは生産物の買取価格が低迷しているので利益が出ない状況となっている事です。
一番シンプルな原料生産の転売で、買い取り価格と売渡し価格の差額が利益となるのですが原料の国際価格が落ちてしまい、生産者価格もそして仲買的なマカピー達の事業もかなり青色吐息状態。
本来であれば、原料を加工して「付加価値のある製品」作りに移行したいのですが、昨年11月に自己資金で開始したばかりで、まだ資本も機材も経験もない状況です。
ここは、売り急がずに生産量を増やし在庫を貯めて今が「我慢のしどころ」でしょうか(汗)
さて、マレーシアでの事業を考えた際に最初はマカピーがなじみ深い農業生産や食品加工を思い浮かべ日本の知り合いと協議したのです。
その一つが日本米輸入だったんです。
特に日本米は日本の「美味しいコメ」をマレーシアの食卓に届けたら喜んでもらえるだろうなあって思うじゃないですか!
特に日本食ブームで「寿司」が多くの町で見かけられる程になったのですが、どうも「米」そのものの質がよろしくない!って感じたのです。
最初は「玄米輸入」を考えていたのですが、いろいろ聞いてみると「マレーシアの輸入手続き」をきちんとクリアーする必要がありました。
その時に聞いたのですが「日本米」はどうやら「ベトナム産」であったりする事が分かりました。
ベトナム産の「日本米」です!
それはどうしてかって言うと、ベトナムは工業製品のように、サードパーティー農業製品ができる能力を持っているのでした。
つまり、タイの有名な米「ジャスミン・ライス」であろうと日本の「コシヒカリ」も作って売りさばいちゃうんですよ!
しかも日本から買うのよりも安かったら買う人も喜びますよね。
だからベトナム産「日本米」がマレーシアでも食されているようです。
ここで少し「米」についておさらいしておきましょう。
ご存知の通り、日本米はジャポニカ米(短粒種)で形が「ずんぐりむっくり」です。一般に東南アジアで栽培されている米はインディカ米(長粒種)で「細長い」という違いがあるんです。
それから、水田で栽培する「水稲」と畑で育つ「陸稲(おかぼ)」があります。
そして、「モチ(餅)種」と「ウルチ(粳)種」があります。
ジャポニカ種はモチ種程ではありませんが粘り気が強いのが特徴で、インディカ種はパサパサ感が強いです。
それでも、好き嫌いといってもどの料理と一緒に食べるかにもよりますので、マカピーはどちらも同じくらい好きなのですけどね(笑)
つまり「納豆卵がけご飯」だったら、とどうしても「日本米」でないと美味しくないっていう感じでしょうか!
それでも、外国米に慣れていると「日本米」は総じて「甘くておいしい」のが分かります。
例えば農業生産国であるタイ人の方が数週間日本研修に来ると、最初はタイが誇る「ジャスミン・ライス(ホン・マリ)」が世界で一番おいしいと譲らないのですが、次第に「日本のご飯は美味しい!」と認めるそうです。
友達のフィリピン人も「日本のご飯は最高に旨い!」って言います(笑)
マレーシアのサバ州の医者は、彼の日本の滞在中、毎食の日本米の「虜(とりこ)」になってしまい、帰国する際はコンビニで白米の2㎏パックを幾つか買ってバッグに詰めて戻ってきたと言ってました。
「マカピー、日本米輸入してくれるんだったらオレ絶対買うよ!」
そう、日本米を食べると病みつきになる人がいるくらいなんです!
だから、美味しい日本のコメが輸入出来たらいいなあって思ったんです。
「米あまり」状態の日本と日本米の欲しい外国人、ほら商機がありそうでしょう?!
それから、米と言えば「清酒」でしょう!
(もっとも、日本酒用の米とふだん炊飯して食べる品種は異なりますが)
日本酒がブームになって、フランスに酒蔵をもった日本料理のレストランができたとニュースになりましたね。
日本酒を生み出す、醸造技術と日本の食文化は切っても切れない縁があるのです。
だったら、輸入するばかりでなく現地でそこの人の口にあった食品を作った方が良くない?って思うじゃないですか!
で、マカピーが考えたのが「甘酒」です。
「甘酒」は「酒」と名前がありますが、アルコール分のあるお酒ではありません。
日本古来からある、米と麹で出来た甘い飲み物です。
「飲む点滴」と言われ、特に糖分とビタミンB類の豊富な滋養に富んだ飲み物で、日本古来の甘酒の歴史は神代の頃から?と相当古いそうです。
で、更に酵母を加えて、その糖分をアルコールに代えてやると本物の「お酒」になるわけです。
麴と酵母の役割が違うんですね!
ですから、アルコールが禁止されているムスリムの人も安心して飲めるノン・アルコール飲料が「甘酒」なんです。
実際にマレーシアでも「タパイ」とよばれるコメを発酵させた甘い「お菓子」はあるんです。
これでしたら、地元にある各種のコメからも「甘酒」が出来そうです。
もっともアルコールの「SAKE(酒)」は世界的に有名なので「AMA SAKE」とはせずに、別の名前にして売り出すってのはどうでしょう?
本業がちょっと低迷しているので、手っ取り早く商売になりそうなことを考えているマカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。早くも多角経営?
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